【第40回】販売士1級過去問 ストアオペレーション(平成25年2月20日)

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この記事で分かること

第1問 (正誤問題)

次のア~オは、購買促進ついて述べている。正しいものには1を、誤っているものには2を、答案用紙の所定欄にマークしなさい。(10点)

ア 売場の販売効率の高さは、商品カテゴリーごとの売場面積(スペース)と、そのスペース当たりの販売力や商品特性などによって規定される。

イ 1日の売上高が20万円で平均客単価が2,000円の場合、売上高を30万円に引き上げるためには、客数を100人増やす必要がある。

ウ ISMは、中期的視点から売場の生産性(販売効率)を向上させるスペースマネジメントと、短期的効果を期待するインストアプロモーションから構成されている。

エ メーカークーポンは、メーカーが商品の値引額を負担し、顧客にサービスする割引券であり、売場におけるブランドスイッチや商品回転率を高めることを目的としている。

オ 売上高は、買上げ客数×1人当たりの平均買上げ点数×1店舗当たりの平均単価である。

ア:1 イ:2 ウ:1 エ:1 オ:2
【解説】
イ:問題文の場合、1日の客数が100人である。30万円にするには、客数が150人になればいい。よって100人増やさなくてもいいので誤り
オ:売上高の計算式は「1人あたりの平均買上げ点数×1店舗あたりの平均単価」、もしくは「買上げ客数×買上げ単価」、どちらかになる。問題文はどちらにも当てはまらないので誤り

第2問 (文章穴埋め問題)

次の文章は、小売業のローコストオペレーションの特徴について述べている。文中の〔 〕の部分に、下記の語群のうち最も適当なものを選んで、答案用紙の所定欄にその番号をマークしなさい。(10点)

 ローコストオペレーションの実施にあたっては、売上高対販売管理費比率と〔ア〕を低く抑えた店舗運営を行うことが重要である。
 一般に、店舗の利益を向上させるには、〔イ〕を高めるか経費率を下げるかの政策が必要となる。前者は、返品などのリスクを負担することで商品原価を引き下げる〔ウ〕が必要であり、後者は、エブリディローコストによる店舗運営を構築することが求められる。
 また、ローコストオペレーションの実施にあたっては、人件費を「総人時×〔エ〕 」で考える。総人時とは、売場を運営するために何人時が必要かということであり、エとは、1時間当たりの〔オ〕のことである。

【語群】
1.株価収益率
2.粗利益率
3.変動費比率
4.最低賃金
5.リスクマーチャンダイジング
6.資本準備金
7.損益分岐点比率
8.平均賃金
9.マスマーチャンダイジング
10.1人時単価

ア:7 イ:2 ウ:5 エ:10 オ:8

第3問 (正誤問題)

次のア~オは、マンアワー・コントロールの実務について述べている。正しいものには1を、誤っているものには2を、答案用紙の所定欄にマークしなさい。(10点)

ア 人時管理とは、「人時」という単位にもとづいて、従業員の生産性(販売効率)をコントロールすることである。

イ 人時生産性とは、「1人当たりいくら売り上げたか」を表す指標であり、売上高を総人時(総労働時間)で割って求める。

ウ バックヤードから売場への商品補充作業を、4人で2時間行うと、人時生産性に関わる作業量は8人時となる。

エ 人時管理の目的の1つは、時間帯別に必要な従業員数を割り出し、それぞれの従業員に見合った作業を割り当てることである。

オ 人時管理によって小売業の主要な経費である人件費を削減するには、業務プロセスの変更によって総人時を減らすか、要員構造を改善して1人時単価を上げるかの方法をとる。

ア:1 イ:2 ウ:1 エ:2 オ:2
【解説】
イ:人時生産性は「1人あたりいくら利益を得たか」を表す指標であり、粗利益高を総人時で割って求める。よって問題文は誤り
エ:それぞれの従業員に「見合った作業」ではなく、「適切な作業」であるので問題文は誤り
オ:要員構造を改善して、1人時単価を下げる方法をとる。問題文は「上げる」となっているので誤り

第4問 (文章穴埋め問題)

次の文章は、発注に必要な各種データの活用目的について述べている。文中の〔 〕の部分に、下記の語群のうち最も適当なものを選んで、答案用紙の所定欄にその番号をマークしなさい。(10点)

・欠品報告レポートは、定番商品を対象にして、ある売場における〔ア〕の原因追求とその対策を検討し、欠品の〔イ〕を防止することをねらいとしている。
・〔ウ〕は、カテゴリー別に設定された各種基準にしたがって、販売不振となっている定番商品を処分するために作成するものであり、〔エ〕の改善などをはかることをねらいとしている。
・単品別時間帯別販売履歴は、たとえば夕刻に売れている商品を単品別にリストアップし、惣菜部門の時間帯別加工計画や〔オ〕の変更などに活用することをねらいとしている。

【語群】
1.POSデータ
2.再発
3.発注価格
4.縮小
5.単品情報検索リスト
6.商品回転日数
7.適正在庫
8.フロアレイアウト
9.在庫ゼロ商品
10.死に筋商品チェックリスト

ア:9 イ:2 ウ:10 エ:6 オ:8

第5問 (組み合わせ問題)

次のア~オは、ローコストオペレーションに関する事項である。最も関係の深い文章を、右側から選んで、答案用紙の所定欄にその番号をマークしなさい。(10点)

ア ローコストオペレーションのねらい
イ ハイ&ロー・プライス政策
ウ ロスの発生原因
エ 労働分配率の意味
オ EDLP政策のねらい

1.販促費の削減だけでなく、作業が平準化される分、作業コストの削減が可能となり、そのコスト削減分、低価格を維持することができる。
2.特売などによって通常価格から割引して販売した後、再び通常価格に戻すことを繰り返し、顧客の関心をひく。
3.伝票記入ミスや商品保管の不備など、作業手順の未確立から人材育成の問題まで広範囲にわたる。
4.粗利益額に占める人件費の割合を指し、小売業界では人件費のコントロールに活用される。
5.商品の陳列位置や陳列量などを意図的にコントロールし、売上と利益の最大化をはかる。
6.店舗における生産性(販売効率)を向上させるための仕組みを確立させ、売上が大幅に増加しない状況の中でも、一定の利益を確保する。
7.一般的には、メーカーが開発した商品を小売業が責任を持って買い取り、独自の方法で販売していくことを意味する。
8.時間帯での必要な作業と要員を一致させたり、政策として決定したサービスレベルを維持したりする。

ア:6 イ:2 ウ:3 エ:4 オ:1

第6問 (記述)

日用雑貨と生鮮食品について、①商品特性(商品劣化の状況)、②発注サイクル(頻度)、③発注のタイプ、④発注量の決定方法、⑤販売方法の違いを答案用紙の所定の欄に適切な用語または簡潔な文章で記入しなさい。(25点)

①日用雑貨は鮮度劣化が概ねない、生鮮食品は鮮度劣化が激しい
②日用雑貨は週に1回程度、生鮮食品は毎日
③日用雑貨は補充発注、生鮮食品は予測発注
④日用雑貨は売場の陳列量を一定量として売れた分の補充で発注量を決定する、生鮮食品は売上(販売量)を予測して発注量を決定する
⑤日用雑貨は店頭在庫を多くしてボリューム感や買い得感のあるディスプレイを行う、生鮮食品は即日完売方式によって、在庫を翌日に持ち越さない。

第7問 (記述)

A店は、今期の年間売上目標額を25億円、粗利益率は20%、労働分配率は35%と計画している。これにもとづき、次の3つの問いに答えなさい。なお、端数が生じた場合、小数点以下は繰り上げて計算すること。(25点)

(1)この収支計画にもとづく人件費の総枠を求める計算式と答えを答案用紙に記入しなさい。
(2)A店のパートタイマー比率が70%、パートタイマーの1人時単価が、850円、社員の1人時単価が2,500円の場合、店舗合計の1人時単価はいくらになるかを求める計算式と答えを答案用紙に記入しなさい。
(3)A店の人時生産性を求める計算式と答えを答案用紙に記入しなさい。

⑴人件費の総枠
2,500,000,000×20%×35%=175,000,000円
⑵A店の人時単価
850×0.7+2,500×0.3=1,345円
⑶A店の人時生産性
1.A店の予定年間投入人時
175,000,000÷1,345=130,112
2.A店の粗利高
2,500,000,000×20%=500,000,000円
3.A店の人時生産性
500,000,000÷130,112≒3,843円

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