こんにちわ、こっぺです。
この記事は、OJTが上手くいかなくて悩んでいる方に向けて、OJTを上手く進めるための11のアドバイスを書いています。
この記事に書いてあることを実践することで、対象者(教えられる人)の態度が少しずつ変わり、今までよりもOJTが進むようになります。
僕の会社ではOJTのマニュアルはなく、典型的な「現場任せ」になっています。
その状況で、自身の経験を生かし、3人の社員を主任レベルまで、数十人のパートさんを戦力化してきましたので、コレからお伝えするアドバイスは、きっとあなたのお役に立てると思います。
OJTが上手くいかない人に送りたい11のアドバイス
ここからは、自身の経験から気づいたOJTを上手に進めるためのアドバイスです。
OJTを上手に進めるには3つの柱が大事だと思っています。その3つの柱は
です。これから順に説明していきますね。
コミュニケーション編
日常会話は積極的にしたほうがいい
僕はOJTを進める上で対象者と日常会話を大事にしています。
対象者と日常会話を積極的にすることで、自分の人柄を対象者に伝えることができるし、対象者がどんな人柄なのかを知ることが出来ます。
人柄を伝え合うことで、OJTを進める上で重要な信頼関係を得られます。
さらに、OJTを進める上での3つのメリットが得られます。
対象者の人柄を把握できる
日常会話を積極的にする事で、対象者の人柄を把握できます。
温厚なのか、怒りっぽいのか
性格は明るいか・内気か
積極的なのか・消極的なのか
メンタルは強めか・弱めか
などなど。
対象者の人柄を把握する事で、今後の接し方・教え方を考える事ができます。
対象者の趣味・嗜好を把握できる
日常会話を積極的にすると、対象者の趣味や嗜好にも触れたりしますよね。
- 「私、最近〇〇にハマってるんですよ〜」
- 「俺、昔から〇〇ってマンガが好きなんですよね〜」
- 「私、昔から〇〇が趣味で〜」
この「対象者の趣味・嗜好」は、OJTで役に立つ事が多いので把握しておくことをオススメします。
その一例は後ほど紹介します。
対象者の心を開きやすい
OJTを上手く進める上で大事なのはココですね。
仕事以外の話をするので、人柄を伝えやすく、身近に感じてもらうことが出来ます。
対象者があなたに心を開くことは、あなたに信頼感を持つということ。
経験上、信頼関係を築ければ、 OJTの半分は上手くいきます。
何でも話しやすい雰囲気を作ってあげて
何でも話しやすい雰囲気作りはOJTをサクサク進めます。
良いことも悪いことも、対象者が正直に話せる雰囲気を作ることで、対象者が最小限のストレスで OJTに臨むことが出来ます。
いつもスッキリした心で仕事に臨める方が、お互いに良いですよね。
伝え方を変えてみて
教える側にとって、対象者に伝えることって難しくないですか?
伝えることって難しいですよね、僕も今の方法に辿り着くまでには悩みました。
対象者に「自分が伝えたいこと」を伝えるときには、次の方法で試してみてください。
一文で伝えることは一つだけにする。
一文の中で伝えることを一つだけに絞ってみてください。
例えば、今までは
「はじめにコレやって、次にアレやって、そしてソレをやって、、、」
と今まで、一文に伝えたいことを1つ以上含めていたとしたら、
「はじめにコレをやる。」
「次にアレをやる。」
「そしてソレをやる。」
と、一文に伝えたいことを一つに絞って伝えると、伝わりやすくなります。
「(ポイント・手順)○つ」という伝え方
僕は作業や理論を教えるときによく使います。
「この作業の手順は3つ、①〇〇する、②□□する、③△△する、以上」
「この理論のポイントは3つ、①〇〇、②□□、③△△、と言うこと」
複雑なことや物事のニュアンスは「例え」を使って伝えてみて
複雑な事や、物事のニュアンスを伝えることって難しく無いですか?
そんな時、僕は日常会話から得た「対象者の趣味・嗜好」から例えを作って伝えます。
これ、分かりづらいことも「そういうことか」とすんなり分かってもらえるので思ったよりも使えます。
今、僕が育成している入社3年目の社員は「ヒロアカ(僕らのヒーローアカデミア)」が好きです。
なので、複雑な事や物事のニュアンスを伝える時には、そのネタを活用し、例えを作って伝えたりしています。
「何で〜?」の”怒り方”は絶対に止めて
たまに指導者が「何で〜?」と”怒る”場面を見ます。
「何で教えた通りにできないんだ?」
「何で理解できないんだ?」
みたいな怒り方。
この、「何で〜?」という怒り方ってデメリットしかないです。
「何で〜?」と言う怒り方はこれからOJTを進める上で、障害にしかなりません。
絶対にやめてください。
理由をつけて叱ろう
対象者がやってはいけないことをやってしまった時、叱る必要がありますよね。
その時は、必ず理由を述べて叱ると良いです。
- これは法令に反するからやっちゃダメだよ。
- これは社内規定に反するからやっちゃダメだよ。
- その対応はお客様のクレームの素になるからやっちゃダメだよ
などなど。
説得力を強めるために、やっちゃダメなことをした未来にどんなリスクが待っているのかを説明すると、次からやらないようになります。
経験編
実際にやって見せよう
OJTでは、始めに業務のやり方・進め方、作業の手順ややり方を教えると思います。
その後に、あなたが実際にやってみせると、対象者が覚えやすくなります。
教える前にやって見せても良いと思います。
口頭・書面で得た手順ややり方を、あなたが見せる事で対象者が具体的にイメージできるからです。
教えたら即実践させよう
一つの業務や作業を教えたら、即実践させた方がいいです。
インプット(知識を得る)はアウトプット(知識を活かす)があることで身に付きます。
インプット・アウトプット間の時間が短ければ、それだけ早く身につきます。
そこで失敗してもとやかく言わず、とにかく実践させることで対象者の覚えが早くなります。
疑問・分からないことは積極的に答えてあげて
対象者が業務・作業に対して持った疑問・分からないことは積極的に教えてあげたほうがいいです。
OJTって対象者の立場からすると、学校の授業と同じなんです。
学校の授業って、理解できない部分が多くなるとつまずいちゃってその科目が嫌いになるじゃないですか。
対象者が疑問や分からないことを溜めないように、理解できてない表情を浮かべた時にはこちらから声をかけ、対象者が尋ねてきた時には積極的に答えることをオススメします。
積極的に、自然に褒めよう
対象者が教えたことをキチンと出来た時には、積極的に、自然に褒めると成長が早いです。
褒めることって大事で、対象者の自己肯定感を少しずつ高めていきます。
因みに、自己肯定感ってこう言うこと。
自己肯定感とは、「自分の存在には価値がある」「自分自身に満足できている」と自分の価値や存在意義を肯定できる、自分自身を認め尊重できる感覚のことです。
https://mynavi-agent.jp/womanwill/gwl/column/7681/
対象者の自己肯定感が高まると、OJTはサクサク進むようになりますよ。
出来なかった時にはこう言おう
もし、あなたが教えたことを対象者が上手に出来なかった時は、こう言うようにすると良いです。
上の言い方をする事で、対象者は「ココを直せばもっと良くなるのか」と理解してくれます。
振り返りは必ずしよう
OJT期間の1日の最後には「振り返り」をすることをオススメします。
振り返る項目はこんな感じで良いです。
まとめ
僕の経験から得た「OJTを上手く進めるための10のアドバイス」を紹介させていただきました。
今まで紹介してきたアドバイスを実践してみることで、対象者との信頼関係を深め、モチベーションを維持することが出来て、OJTを思うように進めることが出来ます。
あなたが担当している OJTが上手くいきますように願っています。