毎日の仕事の中で「もっと仕事ができるようになりたいけど、上司が教えてくれない」と不満を持っていませんか?
もしかしたら、あなたの上司、部下を育てるのが下手かもしれません。
僕が働いている会社は、昔から「人を育てられない」と従業員から言われてきました。
そんな会社に18年在籍して多くの社員を見てきた僕が、部下を育てられない上司に多い13の特徴と、そんな上司の下にいても仕事を楽しくできる方法を紹介します。
部下を育てるのが下手な上司の特徴13選
そもそも「教え方」を知らない
部下を育てるのが下手な上司は、そもそも教え方を知りません。
教え方を知らないので、教えられません。
だから頻繁に「仕事は見て覚えろ」「仕事は盗むものだ」と言います。
確かに、他の人の仕事を見て学んだり、やり方を真似させてもらうこともありますが、いつもそんなことをしていたのでは時間がかかるし部下も疲れます。
自分の身の回りのことができていない
例えば「机の上が整理されていない」「物の使いっぱなしが多い」など、自分の身の回りのことができていない上司は部下を育てることが下手です。
本来、部下のお手本となるような立場であるはずの上司が、そんなことも出来ていないなんて尊敬できないし、そういう上司に限って部下の細かい所まで指摘するんですよね。
どんなに注意されても「お前に言われたくない」と思っちゃって、響かないです。
偉そう・武勇伝が多い
部下を育てるのが下手な上司ほど、偉そうだったり武勇伝が多いんです。
この「偉そう」「武勇伝が多い」人、実は自分に自身が無い人が大半なんです。だから偉そうな態度をとったり武勇伝を話すことで、「偉く見られたい自分」と言う理想と、「自分に自信のない」現実のギャップを埋めようとするわけです。
自分に自信が無い人は、同時に知識の少なさや能力の低さも想定できます。
そんな上司に、部下を育てられる訳が無いですよね。
すぐ怒る
すぐ怒る上司は部下を育てられません。
その理由は日頃からすぐ怒る上司だと分かっていると萎縮してしまって「分からない事があっても聞き辛い」からです。
分からない事を聞き辛い上司の態度は部下の成長と仕事の流れを妨げます。
自分がしてきた苦労を部下にも経験させようとする
今までしてきた苦労を部下にもさせようとする上司もまた、部下を育てるのが下手な人の特徴とも言えます。
上司自身が体験した苦労を部下にもさせることは、成長を遠回りさせることにもなります。
自分が体験した苦労を部下にも経験させることで、自分と同じ成長過程を歩んでもらおうという気持ちは分かりますが、それは現代に適合しない場合もあります。
上司自身が苦労から学んだ「成功」「失敗」をケーススタディやマニュアルとして部下に教える方が、部下のモチベーションが下がりませんし、効率が良いです。
「なぜ?」と責めることが多い
部下を育てるのが下手な上司は、「なぜ」を使って失敗を責める事が多いです。
- なぜそうするの?
- なぜ言った通りやらないの?
- なぜこういう考えをしないの?
- なぜ?なぜ?なぜ?
小さい頃から、「なぜ〜」と叱られる時は大抵悪いことをした時が多く、その感覚から萎縮してしまいます。萎縮してしまうと、責められている感覚に包まれ、思考停止します。
それに、これってただ単に問い詰めて、精神的に追い詰めているだけです。
成長の前に心が折れますよね。
過ぎたことを後からとやかく言う
部下を育てるのが下手な上司は過ぎた事をとやかく言うことが多いです。
- 「あの時、ああやってれば良かったのに・・・」
- 「俺はそうなると思っていたんだ」
過ぎた事を後から言われても、どうしようもありません。
その前に、気づいた時点で言ってくれや!
仕事を自分でやってしまう
仕事を自分でやってしまう上司は部下を育てるのが下手です。
その理由は、部下に仕事を割り振らないので、部下の経験不足になるからです。
上司が仕事をやってしまうのは、部下が失敗するのを嫌がるから(怖がるから)であり、そのまた上司から叱られたり指摘されるのが嫌だからです。
極端な言い方をすると「保身」思考の上司と言えるでしょう。
自分が全て正しい
自分が正しいと思う上司は、部下の意見を取り入れようとしません。
例えば、どんなに理論的な根拠を付した提案をしても、自分の今まで経験してきた事柄から外れれば提案は失敗に終わると見なされ、反論され、最終的には「俺の言うことをやれ」と言われて提案を認めてもらえません。
理論よりも「俺の経験則」が大事と言うことでしょう
説明が分かりにくい
部下を育てるのが下手な上司はとにかく説明も下手。
簡潔でまとまった説明ができないので、結局何を言いたいのか、何を伝えたいのかが伝わらないので、部下の疑問を解消できません。
疑問を解消できなければ、前に進めません。
失敗を責めるだけで的確なアドバイスをしてくれない
失敗を責めるだけの上司は部下を育てる事ができません。
責めた後に、的確なアドバイスをもらえなければ、部下が似たようなケースに遭遇した場合、どうして良いのか分からずに、また同じ失敗を繰り返し、その度にまた失敗を責められて自信を失っていきます。
そもそも、失敗を責めるだけの上司に的確なアドバイスなど用意されていない事が多いです。
「じゃ、どうすれば良かったのですか?」と言い返してみた時に「自分で考えろ」と上司から返事がきたら、その上司には何も答えが用意されていません。
パワハラを分かっていない(平気でする)
昔からいる社員に多いのですが、「怒鳴る」「業績悪ければ給料が出ない」などと発言する上司は部下を育てられません、というか、それ以前の問題です。
昔は「パワハラ」と言う言葉がなく、怒鳴られたり、強いプレッシャーをかけられたり、給料が出ないなどの労基法違反になりかねない言動が許された時代です。
しかし、今はそんな言動がパワハラと認知され、その事を知らずに昔と同じような言動をとる上司は時代錯誤と言えるでしょう。
確実に部下のモチベーションを下げますし、その上司を放置しておくと会社に多大な被害が発生することも。
人の気持ちが分からない
「人に喜ばれることを知らない」「嫌われやすい」など、人の気持ちを分かっていない上司は部下を育てられません。
例えば、機嫌に波がある上司ってそうですよね。
機嫌の良し悪しを表面に出すことで、部下を含めて周りが気を遣う事に気付かない。
気を遣う方はとても嫌ですよねー。
人の気持ちを知らなければ信頼関係も築けないし、これから築けることもありません。
部下を育てるのが下手な上司の下についてしまったら
部下が上司を選べるわけではないので、育てるのが下手な上司の下にあなたがついてしまったら、それは不幸としか言いようがありません。
その上司がいるおかげで、毎日の仕事がつまらなかったり憂鬱になるときもあるしょう。
しかし、仕事がつまらない・憂鬱なのを上司のせいにしても一向に仕事は楽しくなりません、そこはあなた自信で仕事を楽しくしてみてください。
今からその4つの方法を紹介します。
「先輩」に教えてもらう・仕事術を盗む
上司が自分を育ててくれないなら、上司以外の先輩に教えてもらいながら、または先輩の仕事術を盗んで自分でスキルを上げていきましょう。
上司に育てられなくても、周りには良い先輩がたくさんいます。
仕事のことで分からないことがあったら先輩に聞いたり、先輩が密かにやっている仕事術をいただきながら、自分のスキルを上げていきましょう。
自己啓発をする
自己啓発とは「自分から自分を成長させる行動をとること」です。
- 業界に関する本、ノウハウ本を読む
- セミナーに参加してみる
- 資格取得を目指す
自分が働く業種の本や仕事に対する考え方の本、実用書、資格取得など何でも良いです。
日頃の仕事で疑問に思っていることの解決法を上司に頼らずに本で検索して見るのも一つの自己啓発になります。
自分が働く業界に関連する資格を取得するのもこれに当てはまります。
どんな資格があるのか分からない、どんな資格を取ればいいか分からない。。。
そんな時は「気になる資格がみつかるサイト・資格Hacks」をご覧ください。
あなたにピッタリの資格が見つかります。
上司や会社に頼らずに自分の教育を自分でやっちゃいましょう。
人事部に異動の相談をしてみる
人事部に配置転換の相談をしてみるのも一つの方法です。
今いる会社は好きだけど、今いる部署に対して思い入れやこだわりが無い場合、支店や部署の異動をダメ元で相談してみるのもありかと思います。
あなたの成長したいという熱意やあなたの仕事に対するストレスが強いなど、理由がある場合には聞き入れてもらえる可能性は高いです。
一度、人事部に相談してみてはいかがでしょうか?
転職する
会社の中で部下を育てられない上司が多い場合、会社自体が「人に対する考え方」に対して重要視していない場合があります。
そんな会社に長く在籍しても、自分がビジネスマンとして、人として成長するかどうか分からないし、未来への所得にも影響してきますので、思い切って転職を考えるのも一つの方法です。
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低費用で退職手続きを代行してくれるので、出社することなく退職できます。
年齢が若ければ若いほどチャンスはいっぱいあります。
転職をこれからのあなたの仕事と人生を楽しくする一つの方法です。