こんにちわ、こっぺです。
合格者の再現答案ではありませんのでご注意ください!
記事の最後に同士(診断士受験生)の方にお願いがありますので、よろしかったらご協力お願いいたします。
令和2年度 二次試験「事例Ⅱ」解答
第1問
現在の B 社の状況について、SWOT 分析をせよ。各要素について、1~4の解答欄にそれぞれ 40 字以内で説明すること。
【答】
(S)無農薬栽培のハーブ、Z社との取引実績、自社オンラインサイトと工場を所有する点
(W)ハーブと島の知名度の低さ、Z社への取引依存、商品の売上が鈍化している点
(O)ヘルスケア市場が拡大基調にあること、島とハーブの認知度が上がってきていること
(T)Z社との取引が無くなる可能性がある、若年層の人口流出・雇用機会不足が続いている
第1問コメント
B社の社長の思いは第3段落にある「島の窮状をなんとかしたい」、第12段落「島の活性化への思いが強くなってきた」から、「島の活性化」です。
B社が販売しているハーブを活用して、島の活性化を図りたいと思っているんですね。
なので、ハーブを販売していく上でのSWOTを挙げていきました。
第2問
Z 社との取引縮小を受け、B 社はハーブ Y の乾燥粉末の新たな取引先企業を探している。今後は Z 社の製品とは異なるターゲット層を獲得したいと考えているが、B 社の今後の望ましい取引先構成についての方向性を、100 字以内で助言せよ。
【答】
方向性は、Z社との取引を維持しつつ、ヘルスケアメーカーと取引を増やす。理由はヘルスケアメーカーが持つ20歳代後半・50歳のZ社製品の主要顧客層と異なる年齢層をターゲットに販売、売上伸長が狙えるから
第2問コメント
ココスタ勉強会では、この第2問を皆で指摘しあいました。
この解答文の意味は、簡単に言っちゃうと「Z社が対象としていない、Yじゃないハーブを売っている市場にハーブYを売ってしまおう。」という意図で書きました。
Yではないハーブの市場は、B社が自分のオンラインサイトで販売してみてわかった通り、Z社が対象としている30代〜40代の年齢層含めた、20代〜50代と幅広い年齢層を対象にしています。
Yでないハーブは安眠効果のあるハーブで、そのハーブを使ったサプリを販売している複数のヘルスメーカーと取引を増やしていって、Z社脱却を図れば良いと思ったんです。
僕の解答文を読み上げてからコメントを指摘をもらうと
Z社とは取引縮小しているんだから、維持することは書かない方が良いと思います。
Yでないハーブじゃなくて、 ハーブYを売るんですよ?
何を販売するのか、書いてありませんよ?
ガンガン指摘をもらいましたw
経営の安定性をある程度保つために、「Z社との取引を維持しつつ」と書いたけど、縮小しつつあるZ社との取引を維持するとは書かなくて良いかも。。。
Yでないハーブを売っている市場に、ハーブYを売ってはいけない、って言う考え方はちょっと納得が行かなかったけど、「Yでないハーブ市場にハーブYを売る」って言うことが伝わらない書き方だった。。。
設問に対して、素直に答えすぎたな。。。
確かに、皆、ハーブYのことを解答に書いてある。。。
指摘されてみれば、僕の解答には足りなかった要素がいっぱいあった。。。
ありがとうございます!
改善後の解答
安眠サプリを販売する複数のヘルスメーカーとの取引を増やす。健康志向を持つ20代後半・50代女性に知名度と安全性が高く、アンチエイジング効果を持つYハーブを販売し、Z社依存を脱却、経営リスクを分散させる
第3問
B 社社長は最近、「眠る前に飲むハーブティー」の自社オンラインサイトでの販売を手がけたところ、ある程度満足のいく売上げがあった。
(設問 1 )
上記の事象について、アンゾフの「製品・市場マトリックス」の考え方を使って50 字以内で説明せよ。
【答】
既存のヘルスケア市場にYとは異なるハーブを使用した商品を販売するので「新製品開発戦略」である。
(設問 2 )
B 社社長は自社オンラインサイトでの販売を今後も継続していくつもりであるが、顧客を製品づくりに巻き込みたいと考えている。顧客の関与を高めるため、B 社は今後、自社オンラインサイト上でどのようなコミュニケーション施策を行って いくべきか。100 字以内で助言せよ。
【答】
行うべき施策は①ハーブの知名度・安全性・効能・利用した顧客の感想を掲載し、関与を高める②サイト上でサンプルを配布する企画を立て、未経験顧客に配り、電話やメールで感想を集め、商品作りに生かす
第3問コメント
ここは与件文から拾えることはあまりないので、自分のイメージでw
コミュニケーションということで、「双方から」に意識して書きました。
第4問
B 社社長は、自社オンラインサイトのユーザーに対して、X 島宿泊訪問ツアーを企画することにした。社長は、ツアー参加者には訪問を機に B 社と X 島のファンに なってほしいと願っている。絶景スポットや星空観賞などの観光以外で、どのようなプログラムを立案すべき か。100 字以内で助言せよ。
【答】
ハーブの収穫体験と自社工場の見学、島内で食べられているハーブ料理を振る舞うプログラムを立案すべき。理由は、X島独自の自然と食習慣、安全性の高い製造工程を体験させることで両者のファン作りに繋がるから
第4問コメント
ココスタでの勉強会では、この第4問の解答を皆で指摘しあいました。
と言っても、第4問では皆似たような答えになりましたね。
島とハーブ製品のファン作りを促すために、与件文に書かれている島の自然と食習慣、B社社長が拘っている安全性と高品質を工場見学で触れてもらうツアーを皆書いていました。
ココスタ勉強会での気付き
皆、似たような答えにはなったものの、班の他の方の答えにはあって、僕の答えにはないキーワードがありました。
それは「島民との交流」「地域活性化」というキーワードです。
この2つのキーワードが入ることで、B社社長の思いが強く伝わることに気づきました。
ありがとうございます!
まとめ&お願い
まだ1度も2次試験を受けたことがない私、こっぺが1次試験と並行しながら2次試験対策をするために、ココスタ勉強会へ参加するにあたって、令和2年の事例Ⅱを解きながら、解答プロセスも一緒に書いてみました。
ここで同士の方にお願いがあります。
中小企業診断士試験受験生の方で、解答プロセス、解答に指摘事項がありましたら、コメント欄に書いていただくとありがたいです。
2次試験は答えのない試験なので、他にも解答プロセスを導く視点があると思いますし、お互いに勉強になると思いますので、よろしくお願いいたします。