部下への正しいフィードバック方法|“伸びる人材”を育てる伝え方5選

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こんにちわ、こっぺです。

「何度言っても部下が動かない」「フィードバックをしても、響いている気がしない」——そんな風に感じたこと、ありませんか?

私もかつてはそうでした。伝えているつもりなのに、相手に伝わっていない。ときには、言葉が原因で信頼関係が崩れてしまうこともありました。

でも、あるとき“伝え方”を変えてみたんです。

すると、驚くほど部下の反応が変わり、職場全体が活気づいていきました。

この記事では、部下の成長を支えるフィードバックの方法を、実例を交えながらご紹介します。

この記事で分かること

なぜフィードバックがうまくいかないのか?

「頑張って伝えているのに、部下に響かない」「何度言っても改善されない」——そんな悩みを抱える上司やリーダーは少なくありません。

実は、多くの上司が無意識のうちに「伝えたつもり」になってしまい、フィードバックが逆効果になっているケースも。

たとえば、以下のような言葉を使っていないでしょうか?

  • 「なんでこんなこともできないの?」
  • 「前にも言ったよね?」
  • 「何回言わせるの?」

これらは全て、部下を萎縮させる言葉です。

特に、経験の浅い若手社員や新人にとっては、自信を失わせる原因になります。

フィードバックが「叱責」や「ダメ出し」になってしまうと、成長どころかモチベーションの低下につながり、結果として「育たない部下」になってしまうのです。

フィードバックの目的は「行動の修正」ではなく「成長支援」

フィードバックの本来の目的は、「部下を責めること」でも「行動を矯正すること」でもありません。

本質は、部下の行動や意識を“より良くする”ためのサポートです。

たとえば、ミスをした部下に対して、ただ「それは違う」と伝えるのではなく、

「ここまでは合っていたよ。次はこうしてみたらどう?」

という伝え方をするだけで、受け手の印象はまったく異なります。

人は「否定」よりも「肯定+提案」の形で伝えられることで、前向きな姿勢を持ちやすくなります。

また、フィードバックをする際には「結果」ではなく「プロセス」や「努力」「姿勢」を見てあげることが重要です。

結果が思うように出なかったとしても、そこに至るまでの取り組みに目を向けることで、部下は「ちゃんと見てくれている」という安心感を持てます。

部下に響く!フィードバックのコツ5選

ここでは、実際に職場で活用できるフィードバックのコツを5つ紹介します。

1. 事実ベースで伝える(主観を避ける)

「あなたって本当に雑だよね」ではなく、「この資料のこの部分にミスがあったよ」と事実に基づいて伝えましょう。

主観的な評価は反発や防衛心を生みやすくなります。

2. 行動だけでなく「姿勢」も褒める

たとえば、

「資料の提出、期日に間に合わせてくれて助かったよ。時間を意識して動けてたね」

と伝えると、行動+姿勢が認められた感覚になり、信頼関係が深まります。

3. 失敗時は「改善提案型」で伝える

ミスを責めるのではなく、「ここはこうした方がもっと良くなるよ」という改善提案の形にすると、部下も前向きに受け取れます。

4. タイミングは早く・短く・具体的に

フィードバックは「鮮度」が命。できるだけ業務直後、短く端的に伝えるのが効果的です。

5. 期待を込めて未来志向の言葉を使う

「次も任せたいと思ってるよ」「君ならもっとできると思う」といった未来志向の言葉を添えると、部下は「期待されている」と感じてやる気が高まります。

実際の職場であった変化の例(体験談)

筆者が関わったある職場では、2年間ほとんど指導を受けず、仕事に対しても無気力だった社員がいました。

上司が変わり、「できていること」に注目したフィードバックを始めたところ、次第に仕事への姿勢が前向きに。

「お客様との対応、声のトーンがすごく良くなったね」 「この前の提案、すごく分かりやすかったよ」

といった“具体的かつ肯定的な言葉”を継続的に伝えた結果、彼は3年後には主任へ昇格。いまでは後輩指導も任される立場になっています。

このように、「褒める×期待をかける」フィードバックは、社員の成長スピードを加速させます。

フィードバックは“育てる力”を持つ

人は誰しも「認められたい」「成長したい」という欲求を持っています。

上司や先輩の一言が、その人のキャリアを大きく変えることもあります。

正しいフィードバックは、ただの評価や注意ではなく、部下の背中を押す“育てる力”になります。

そしてそれは、職場の雰囲気やチーム全体の成長にもつながります。

だからこそ、伝え方を磨くことは、上司自身の成長にもつながるのです。

指摘よりも“いいね”で育てる時代へ。あなたの一言が、部下の未来を変えるかもしれません。

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部下が伸びないのは、「やる気」ではなく「育て方」に原因があるかもしれません。
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