こんにちわ、こっぺです。
- 今年の行政書士試験を受験するんだけどテキスト選びで悩んでいる
- 他のテキストの中身を知りたい
と思っていませんか?
この記事では、過去に利用した4冊のレビューと一緒に個人的感想を綴りたいと思います。
テキスト選びやテキストの買い換えを考えている人のお役に立てればと思います。
行政書士試験のテキスト「人気4冊」を比べてみた
僕は過去2回の受験勉強で4冊のテキストを利用しました。
令和2年の試験では「スッキリ分かる!行政書士」「うかる!行政書士 総合テキスト」を、
令和3年の試験では「合格革命 行政書士基本テキスト」「出る順 合格基本書」を使いました。
4冊を利用したことで分かった各テキストの特徴や個人的感想を紹介します。
伊藤塾「うかる!行政書士 総合テキスト」
2020年行政書士試験(記念受験)勉強の際に、使っていたテキスト。
理由はたまたま図書館にあったので、借りてみた。
伊藤塾「うかる!行政書士 総合テキスト」を一言で評価すると
伊藤塾「うかる!行政書士 総合テキスト」を一言で評価すると、読みやすくて分かりやすいテキスト。
伊藤塾「うかる!行政書士 総合テキスト」はここが良い
講義を聞いているような説明文
伊藤塾「うかる!行政書士 総合テキスト」は、講義を聞いているような、流れるようにつながる説明文が読みやすく、分かりやすい。
判例の説明文がとても分かりやすい
判例の説明がとても分かりやすい。
事件内容、争点、判旨と別れて書かれている。
その事件がどんな内容の事件で、何を問われていて、結論としてどうなったのかがスッキリ分かる。
因みに、他のテキストは事件内容や争点を省いている場合が多く、イメージがしにくい。
伊藤塾「うかる!行政書士 総合テキスト」はここがイマイチ
補足説明が少々分かりにくい
伊藤塾「うかる!行政書士 総合テキスト」の説明文の中に「Festina lente」という補足説明が載っているんだけど、この補足説明が遠回し気味でちょっと分かりづらい。
「〇〇ってさ、△△って勘違いしがちなんだよね。でも、◆◆だから□□になるんだよね」のような感じ。
個人的には「○○は◆◆だから□□なんです」と、簡潔に書いてある方がわかりやすいので、そう評価します。
「基礎法学」のページが少ない
伊藤塾「うかる!行政書士 総合テキスト」では他のテキストに比べて基礎法学のページが少ない。
確かに基礎法学は試験問題60問のうち2問しかないので、他の科目で点数が取れれば捨て問にしても良いのだけれど、2問でもしっかり取りたい人には少々不安が残る
TAC「スッキリわかる行政書士」
TAC「スッキリわかる行政書士」を一言で評価すると
TAC「スッキリわかる行政書士」を一言で評価すると、分かりやすそうで分かりにくい。
要点だけ書かれている感じで、説明が大分省かれていて、情報量が少ない。
TAC「スッキリわかる行政書士」のここがいい
TAC「スッキリわかる行政書士」はパンダやコアラのキャラクターを使った図解で親しみやすい。
個人的にはこの1つだけ。
TAC「スッキリわかる行政書士」のここがイマイチ
2色刷りで若干読みにくい。
内容に関係のないかもしれないけど、「2色刷り」か「フルカラー」かっていうところは読みやすさに関わってくるので個人的には大事にしている。
「スッキリわかる行政書士」は2色刷りなので若干読みにくい。
判例解説では「事件名」と「判旨」しか掲載されていない
「スッキリわかる行政書士」では判例解説が事件名と判旨しか掲載されていない。
「事案」「争点」が掲載されていないので、事件全体をイメージしにくく、暗記しづらい。
表が多くて図解が少なく、理解しづらい
「スッキリわかる行政書士」では図解が少ない分、表にまとめていることが多いために、理解がしづらい。
LEC「出る順行政書士 合格基本書」
LEC「出る順行政書士 合格基本書」を一言で評価すると
LEC「出る順行政書士 合格基本書」を一言で評価すると辞書みたい。
LEC「出る順行政書士 合格基本書」のここがイイ
掲載されている判例数が多く、比較的分かりやすい
掲載されている判例数が多く、判例の説明も「事案」「争点」「結論」が掲載されているので分かりやすい。
情報量が多く、深掘りしやすい。
1項目を見開き(2ページ)で説明しているので、情報量が多く、他のテキストで説明が省略されているところも、「出る順行政書士 合格基本書」には書かれている。
LEC「出る順行政書士 合格基本書」のここがイマイチ
2色刷りなので、若干読みづらい
ここは個人的な感想なんだけど、気になる人もいると思うので書いておきますが、2色刷りなので若干読みづらい印象はあります。
図解が少なく、文字量が多いので、初学者にはちょっとキツイ
「出る順 合格基準書」は「うかる!行政書士合格テキスト」や「合格革命 行政書士基本テキスト」と比べると図解が少なく文字量が多い印象。
だから、初学者にはちょっとキツイかもしれない。
だけど、「うかる!行政書士合格テキスト」や「合格革命 行政書士基本テキスト」よりは情報量が多く、2冊とは違った見方を得られる。
試験リベンジさんは買い換えたり買い足しても損しない内容。
合格革命 行政書士 基本テキスト
「合格革命 行政書士 基本テキスト」を一言で言うと
「合格革命 行政書士 基本テキスト」を一言で言うと、本当に受験のために書かれたテキストって感じ。
「合格革命 行政書士 基本テキスト」のここがイイ
判例説明では「事案」「結論」「判旨」が掲載されていてわかりやすい。
ページ横の方に「受験テクニック」や「よくある質問」が載っていて、気付きが多い。
「合格革命 行政書士 基本テキスト」のここがイマイチ
情報量が多い分、詳細説明が少ないので暗記が苦手な人には少々辛いかも。
それから、判例数が多い分、説明が足りない部分もある。
まとめ
いかがでしたか?
この記事では、僕が行政書士試験勉強に使用した4つのテキストをレビューしてみたんですけど、まとめると
- 「スッキリ分かる!行政書士」はオススメできない
- 「うかる!行政書士合格テキスト」は試験に必要な基礎をつけるには良いテキスト
- 「出る順 合格基準書」は辞書みたいに使うのがいい(初学者にはちょっと厳しい)
- 「合格革命 行政書士基本テキスト」は情報量が多い分、暗記が苦手な人には辛いかも
です。
行政書士試験勉強を決心してからのテキスト選びってすごく迷いますよね。
そんなあなたの悩みのタネを少しでも削れたらいいなと思います。