こんにちわ、こっぺです。
- 中小企業診断士2次試験で高得点をもらえる答案を作りたい!
- 中小企業診断士2次試験で答案を作る上での考え方を知りたい!
と言う方、いらっしゃいませんか?
この記事では、そんな方に向けて、ココスタの雑談で話題に挙がった「合格答案の作り方・考え方」について、何度も不合格になっている「多年度生」の考え方・答案と合格答案の比較、運営の方の見解から浮かび上がった、合格答案を作るための要素を、自論ではありますが紹介したいと思います。
ココスタって何?と言う方は下のリンクからどうぞ
中小企業診断士試験2次試験で高得点がもらえる答案って?
中小企業診断士試験の2次試験って「答えのない試験」って言われているくらい、正解や加点要素がハッキリしなくて受験者みんながモヤモヤする試験ですよね。
ココスタは僕のようにこれから1次試験の勉強をしながら2次試験の勉強を進めている人の他に、「多年度生」の方が多くいらっしゃいます。
ココスタでは、勉強会が終わった後に、zoomの1ルームに参加者が集まって雑談をするんです
(この雑談ができる雰囲気が、ココスタの良いとこなんですよw)。
その雑談で、多年度生の方達から、「どんな答案を作れば、高得点をもらえて合格できるのか?」という議論が頻繁に繰り広げられるんですよ。
そんな時、運営のアジさん(@Deming_Labo)が、令和3年度の合格者さんの再現答案と点数を挙げて、説明してくださったんですね。
その時の事を踏まえて、僕の持論を併せて2次試験で高得点を掴める答案の作り方を書きたいと思います。
ココスタ参加の多年度生さんに共通していた答案作成の考え方
アジさんが分析する「合格点がもらえる答案の作り方」を紹介する前に、何度も2次試験に落ちた多年度生の方の共通点を紹介しますね。
雑談でこの話題が出た時、ある多年度生の方が仰った、答案作成は
専門知識を問われる問題だと思っていたから、とにかく専門用語を使う解答を作っていた
キーワードが加点要素になると思っていたから、キーワードを詰め込んだ解答を作ろうと思っていた
と考えて作っていらっしゃったそうなんです。
雑談で一緒になった多年度生の方の解答を見てみると、とにかく理解が難しいんですよ。
解答プロセスはしっかり持っていらっしゃる、だけど、専門用語がいっぱい使われているので、何をどうすれば良いのか、スッキリ分からない解答になっていらっしゃった。
加えて、勉強会でよく一緒になり、雑談でも最後の方まで一緒に残っている、シマさんという方がいらっしゃって、こうおっしゃられました。
専門用語とかキーワードを詰め込みすぎると、答えが抽象的になるんですよね。。。
確かに、それは理解できます。
ここで捉えられることは、専門用語を多用した答案は、パッと見て分かりにくく、答えが抽象的になりがちで点数が低い、ということが分かりました。
合格者の再現答案に共通することは?
その考えを聞いたアジさんは、令和3年度の合格者さんの答案を皆にシェアし、こう答えたんです。
僕もね、昨年の試験の時にはそう思っていたんですよ。
解答プロセスはしっかり組み立てて、専門用語を使い、加点になりそうな要素を多く入れれば良いって。
(多年度生の方の答案を見て)だって、この答案、すごく良いことを書かれていますよ。僕から見てもそうだよね、って共感できますもん。
ただ、合格者さんの答案って、ここまで専門的に書かれていないんですよね。。。
このコメントを聞いて、一緒に雑談していた多年度生の方の表情が変わったんですよ。
そこに、アジさんが合格者さんの再現答案を画面でシェアしてくださって、皆で見たんですよ。
再現答案を見ながら、アジさんは
誰でも書けるような文章を、与件文からの引用と一次試験の知識を使って書いているんですよね。専門用語をいっぱい使っている解答ではないじゃないですか。。。
つまり、こういう答案が高得点につながって、合格につながっているんですよね。
確かに、その再現答案を見てみると、読みやすい文章にまとめられていて、与件文のキーワードを用いながら一次試験の知識を併せて対応策や解決策を書いているんですよね。
アジさんは加えて、実務補習でのあるエピソードを教えてくださいました。
僕が実務補習で経営者の方のヒアリングに臨む時、指導員の先生から「専門用語は使うなよ」と言われたんですよ。
多分、経営者の方に専門用語を言っても理解していただけないからだと思うんですよね。
ここで、雑談に参加していた多年度生の方が
じゃ、専門用語やキーワードは詰め込みすぎないほうが良いってこと?
ということになりますね。
ただね、否定はしませんよ?
僕も令和3年の試験で専門用語やキーワードを詰め込んだ答案を作りましたが、それでも60点を超えましたからね。
ただ、どうしても解答を思いつかない時のためのテクニックとして捉えておくべきで、合格者の答案から捉えられるのは、「読みやすい文章」「設問に素直に答える」「与件文ファースト」「社長の思いに沿う」を優先した答案が加点要素になる、ってことなんでしょうね。
そして、アジさんは採点員の方についても言及されていました。
多分、採点員の方は、経営者の方と専門家の中間くらいな知識レベルだと思うんですよね。
ある程度知識があるから、専門用語を答案に詰め込めば、ある程度の点数はくれると思うんですよね。
でも、難しい知識を答案に書いても、意味が理解できないから、点数はもらえないと思うんですよね。
合格者さんと多年度生の方の答案の比較、実務補修で求められたこと、採点員の方のこと(アジさんの推測にはなりますけど)を考えると、どういう答案で加点が多く、高得点につながるのか、そして、2次試験で問われている能力が何となく掴めた気がしました。
合格答案が作れる、2次試験で求められる能力って何よ?
じゃ、合格答案が作れる、2次試験で求められる能力って何なのよ?ってなりますよね
ここまでの議論とアジさんの推測から、合格もしていない僕が言うのも烏滸がましいですけど、2次試験で求められる能力って、専門家としてのコミュニケーション能力、だと思うんですよね。
もっと砕いて言うと、
だと思うんですよね。
「読みやすい文章」「設問に素直に答える」「与件文ファースト」「社長の思いに沿う」答案が高得点につながる理由って、そう言うことなんじゃないか、と思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
2次試験に合格できる答案作成って、本当に難しいと思います。
でも、多年度生の方の答案と合格者さんの答案を比較しながら、違いを把握し、アジさんのように違う切り口から考えてみると、合格答案の作成方針って自ずと決まってくるのかな、と思います。
加点要素がハッキリしない試験なので、キチンとした解説もできず、自論の展開にはなってしまいますが、ココスタでのこの雑談は、これから初めて2次試験に臨む人や、多年度生として悩んでいる人にとって少しは参考になるのではないかと思います。
1次試験も通ったことがない僕がこんな記事を書くのは烏滸がましいと思いますが、受験者さんにとって有効なことではあると思いましたので、書かせていただきました。
参考になれば幸いです。
あ、因みに、ココスタ運営の中で天才肌と言われる「くまさん」がこう仰られていました。
そんなん、与件文の中からそれらしいキーワードを引っ張ってきてそれなりで自分が納得できる解答が作れれば良いんですよ
運営の方からメチャメチャ突っ込まれていましたけど、一理あると思いますw