【第42回】販売士1級過去問 ストアオペレーション(平成27年2月18日) 

過去問
  • URLをコピーしました!
この記事で分かること

第1問 (正誤問題)

次のア~オは、商品別(品群)の基本的な発注に関する一般的特性について述べている。正しいものには1を、誤っているものには2を、答案用紙の所定欄にマークしなさい。(10点)

ア 日用雑貨品は、加工食品と比べると鮮度劣化の速度は遅いが、在庫を多めに持ってボリューム感に富んだディスプレイを必要とすることから、1週間に3~4回、計画的に発注する。

イ 加工食品は、日用雑貨品と比べると鮮度劣化の速度が速く、賞味期限があるため、売上高を予測しながら毎日、発注する。

ウ 生鮮食品は、加工食品と比べると鮮度劣化の速度が著しく速いため、即日完売を前提として、売上高を予測しながら毎日、発注する。

エ ファッション衣料品は、実用衣料品と比べると販売する期間は短く、発注のタイプは予測発注が中心になる。

オ 日配品は、加工食品と比べると鮮度劣化の速度が速いため、週2~3回、計画的に発注する。

ア:2 イ:2 ウ:1 エ:1 オ:2
【解説】
ア:日用雑貨品は週に1度程度の補充発注で済むので、問題文は誤り
イ:加工食品は、週に2度程度の補充発注で済むので、問題文は誤り
オ:日配品は毎日予測発注を行うので、問題文は誤り

第2問 (文章穴埋め問題)

次の文章は、LSPの基本概念について述べている。文中のア~オの部分に、下記の語群のうち最も適当なものを選んで、答案用紙の所定欄にその番号をマークしなさい。(10点)

 LSPは、データにもとづいた〔ア〕の適正化と作業の標準化によって、作業コストの要である〔イ〕を増加させずに売上高の増加や〔ウ〕の向上をはかることを目的としている。
 したがって、小売業がLSPを実行していくためには、売上高に対する〔イ〕と投入人時の関係を把握する必要がある。
 つまり、規格化された作業に対して〔エ〕を適切に割り当てることで、作業および時間の無駄を省き、部門別や商品カテゴリー別に樹立した〔オ〕を効率的に遂行することができる。

【語群】
1.在庫高
2.作業計画
3.経験
4.商品配置
5.人件費
6.従業員
7.化学的手法
8.顧客サービス
9.品種
10.人員配置

ア:10 イ:5 ウ:8 エ:6 オ:2

第3問 (正誤問題)

次のア~オは、インストアプロモーションについて述べている。正しいものには1を、誤っているものには2を、答案用紙の所定欄にマークしなさい。(10点)

ア インストアプロモーションの具体策には、店頭サンプリングやデモンストレーション販売、そしてフロアレイアウトの改善などがある。

イ インストアプロモーションの目的の1つに、顧客を特定の売場へ誘引したり、衝動買いを誘発させたりすることによって、顧客の1回当たりの買上点数を増加させることがある。

ウ 価格主導型のインストアプロモーションの1つに、特定商品のタイムサービスがある。

エ 非価格主導型のインストアプロモーションの1つに、クロスマーチャンダイジングがある。

オ メーカークーポンは、小売業が値引額を負担するインストアプロモーション策である。

ア:2 イ:1 ウ:1 エ:1 オ:2
【解説】
ア:ISPは短期での購買促進活動になるので、フロアレイアウトの改善は含まれないので誤り。
オ:メーカークーポンは、メーカーが値引額を負担するISP策なので誤り

第4問 (文章穴埋め問題)

次の文章は、発注ミーティングの一般的なねらいについて述べている。文中のア~オの部分に、下記の語群のうち最も適当なものを選んで、答案用紙の所定欄にその番号をマークしなさい。(10点)

 発注業務の一般的フローにおいて重要とされる業務の1つに、発注ミーティングがある。発注ミーティングの実施にあたっては、すべての従業員に次のような発注に必要な情報に関して〔ア〕を持たせる必要がある。
①今週、販売する商品の発注に関する情報を確認する。
 たとえば、当該地域で開催される〔イ〕や気温の変化などを考慮に入れて、今回販売する〔ウ〕の選定理由や販売数量および販売方法などを検討する。
②先週の発注に関する〔エ〕に誤りがなかったかを検証するとともに、欠品した商品および〔オ〕せざるを得なかった商品の理由など、発生した問題を解決する方法を探り出して決定する。

【語群】
1.重点商品
2.キャッシュフロー
3.イベント
4.変動費
5.売価変更(値下)
6.動機づけ
7.共通認識
8.教育・訓練
9.仮説
10.棚割

ア:7 イ:3 ウ:1 エ:9 オ:5

第5問 (文章穴埋め問題)

次のア~オは、マンアワー・コントロールに関する用語である。最も関係の深い文章を、右側から選んで、答案用紙の所定欄にその番号をマークしなさい。(10点)

ア 人時売上高
イ マンアワー(MH)
ウ 人時生産性
エ 労働分配率
オ 付加価値

【語群】
1.人件費を粗利益高で割って100を掛けて求める。
2.粗利益高を総人時(総労働時間)で割って求める。
3.売上高を人件費で割って100を掛けて求める。
4.従業員1人の1時間当たりの売上高を意味する。
5.小売業における粗利益高を意味する。
6.1人が1時間でこなせる作業量を意味する。
7.売上高を資本で割って100を掛けて求める。
8.営業利益を売上高で割って100を掛けて求める。

ア:4 イ:6 ウ:2 エ:1 オ:5

第6問 (記述)

アメリカの小売業が実施しているEDLP政策の特性について、特売と比較して、①小売業側のメリット、②顧客側のメリットを答案用紙の所定欄に簡潔に記述しなさい。(25点)

①販促費が削減できる、作業を平準化できるので作業コストの削減ができる、その分価格を下げられるので顧客の固定化が出来る。
②毎日同じ価格で買えるので、無理してその日に来店しなくて良い。

第7問 (記述)

1週間をサイクルとする定期発注法について、発注数量を求める計算式を答案用紙の所定欄に具体的に記述しなさい。(25点)

定期発注方式=(発注サイクル+発注リードタイム)×日販予測数量+安全在庫数量−発注時点在庫数量−発注済未入荷残数

過去問

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
この記事で分かること