こんにちわ、こっぺです。
僕は2021年2月に実施されたリテールマーケティング1級試験で合格しました。
日頃お世話になっている、中小企業診断士さんの中で、これからリテールマーケティング1級を受験される方がいらっしゃいまして、情報を求められていらっしゃいました。
そこで、恐縮ながら自分の受験体験を踏まえた「短期間で効率よく合格を勝ち取る勉強法」を紹介します。
この記事を読むことで、あなたは試験の傾向を踏まえた合格戦略を知ることができます。
リテールマーケティング1級試験に短期間で合格するための勉強法とは?
リテールマーケティング1級を短期間で合格する勉強法、一言で言うと
「キー科目」に注力して勉強をするということです。
「キー科目」ってどの科目なのか?
どうしてキー科目に注力する必要があるのか?
まず、今年から変更になる試験の合格基準を確認しておきます。
その上で、キー科目とそれに注力する理由をこれからお伝えします。
【試験の傾向】キー科目は「マーチャンダイジング」「マーケティング」
リテールマーケティング1級の試験は、「小売業の類型」「マーチャンダイジング」「ストアオペレーション」「マーケティング」「販売・経営管理」の5科目があるわけですが、キー科目は「マーチャンダイジング」「マーケティング」になります。
ここで、商工会議所が発表する科目別点数のデータを見てみます。
僕が受けた2021年(第87回)のデータが無かったので、過去4年間の科目別平均点の表を見てみると、「マーチャンダイジング」「マーケティング」は他の3科目より平均点数が低いことが分かります。
つまり、「マーチャンダイジング」「マーケティング」は難易度が高いことが分かります。
「マーチャンダイジング」「マーケティング」の難易度が高い理由は、「記述式問題」の難しさです。
リテールマーケティング1級は「ハンドブック(発展編)」の内容から出題されるのですが、上の2科目ではなんと、テキストの内容を補足する「補足部分」や、重要じゃないと思われる部分、いわゆるノーマークの箇所から出題されることがあります。
ちょっと意地悪な問題が出る科目なんですね。
リテールマーケティング1級を合格するためのポイント
「マーチャンダイジング」「マーケティング」の難易度が高いことは分かっていただけたと思います。
リテールマーケティング1級に合格するなら、この2科目で点数を確保できるように注力して勉強することです。
2科目に比べると「小売業の類型」「ストアオペレーション」「販売・経営管理」は比較的点数が取りやすい科目です。以上から
が短期間でリテールマーケティング1級に合格する勉強法になります。
リテールマーケティング1級に合格するための点数戦略
リテールマーケティング1級に合格するための点数戦略、基本的には下の通りです。
正誤問題・穴埋め問題・組合せ問題は予め選択肢が与えられています。
ハンドブックを読んで、用語の意味を理解していれば、点数を取りやすいです。
記述式問題は2問中、1問が難易度の高い問題が出題される傾向にあるので、1問を確実に、もう1問は部分点狙いでいきます。
リテールマーケティング1級を短期間で合格するためのベストな勉強法
過去問を解きまくる
リテールマーケティング1級を短期間で合格するなら、テキストを一通り読んでから、過去問を解きまくるのがベストです。
各科目、穴埋め問題・正誤問題・組合せ問題・記述問題において頻出論点があります。
過去問を数年間分解くことで、頻出論点を押さえながら、幅広く論点を解くことができますので、過去問をぶん回しましょうw
僕のブログでリテールマーケティング1級の過去問(平成23年〜令和元年)を掲載しているので、お役立てください。
「販売・経営管理」科目の過去問は近日載せます????
「ハンドブック」以外の参考書は使わない方がいい。
Amazonで販売士1級の参考書が販売されていますが、使わなくても合格できます。
なぜなら、リテールマーケティング1級は平成27年に出題範囲の改訂を行なっていて、販売されている参考書は、それ以前の内容を中心に書かれているからです。
つまり、現行試験の出題範囲に対して不足する知識が出てきます。
ですから、ハンドブックを中心に勉強することをお勧めします。
不安なら問題集を利用しよう
リテールマーケティング1級については、2級・3級と比べると販売されている問題集や参考書が少なく、受験までに少々不安を持ちます。
特に、今年からリテールマーケティング1級試験の合格基準が各科目70点以上と、前回と比べて少々厳しくなりましたね。
もっと問題数をこなして、実力をつけたい。。。
そんな時は、TACさんから販売されている問題集を利用することをオススメします。
(中小企業診断士を勉強している方には分かると思いますけど、「スピ問」みたいな本です)
一ツ橋書店さんの問題集は、試験改訂に対応しているので、利用するには申し分ないと思います。記述式の問題も掲載されいていますが、多すぎて解ききれないので、正誤問題・穴埋め問題・組合せ問題を中心に何度も解いて実力をつけるために利用することをお勧めします。
苦手科目の克服をする目的で利用するといいと思いますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
2021年10月からリテールマーケティング1級試験は試験時間90分、CBT方式に変更になります。
以前と比べると、各科目で70点以上(以前は全科目平均70点以上)、1科目に使える時間が短くなりましたね。
個人的には、条件が厳しくなった分、実は問題が易化するのではないかと思っています。
でも、合格率25%18%と決して優しい試験ではありませんので、出来る準備はしておいた方が良いでしょう。
得意科目はほどほどにし、苦手科目に注力するのが短期間で合格を勝ち取る勉強法です。
頑張ってください!