こんにちわ、こっぺです。
「釣った魚を調理してもらいたい」「頂いた魚を調理してもらいたい」
そんな風に思ったことはありませんか?
実は、一部のスーパーや飲食店では、持ち込んだ魚を調理してくれるサービスを提供しているところがあります。
でも、すべてのお店がOKしてくれるわけではなく、持ち込みのルールや条件もいろいろ。
この記事では、持ち込み魚の調理をしてくれるスーパーが可能な店舗の見つけ方や注意点、持ち込み魚の調理を依頼する流れをスーパーマーケットの現役水産部門担当者であるこっぺが詳しく解説します。
ぜひチェックしてみてください
スーパーへ魚を持ち込むってそもそもありなの?
結論から言うと、「ありのスーパー」と「無しのスーパー」があります。
会社の方針によって異なります。
【補足】持ち込み魚の調理をスーパーが断る理由
ここからは「補足」として書くので、読み飛ばしてもらってもいいのですが、一応書いておきます。
興味があったら読んでみてください。
どうして「無しのスーパー」があるかというと、「食中毒」「アニサキス」への責任問題、「人手不足」があるからです。
「食中毒」「アニサキス」への責任問題
「釣った魚」「頂いた魚」はどういう風に保管されてきたか、スーパー側では把握できません。
なので、食中毒の原因となる菌を保有している可能性を考えます。
その魚が店の調理場に付着すると、お店で販売する魚にも付着し、他のお客様にご迷惑をおかけする可能性があるので、断ることが考えられます。
また、青魚(サバ、イワシ、アジなど)、それを食べるヒラメ、ブリ(ワカシ・イナダも含む)は体内にアニサキスがいる可能性が高いです。
イワシ・アジ・ヒラメのように身に厚みが無い魚は比較的アニサキスを発見しやすいですが、ブリのように身に厚みがある魚だと、アニサキスを見逃す可能性も高くなります。
アニサキスは鮮魚部門担当者がきちんと確認しますが、見落とす場合もあります。
もし、持ち込み魚の調理を頼まれた担当者がアニサキスを見逃し、その魚を食べたお客様に発熱・腹痛・下痢の症状が見られ、保健所に知られた場合、保健所によっても違いますが、数日間の営業停止処分を受けます。
そうなると、「お客様からの信頼が無くなる」「営業上の損失を被る」ことが考えられるので、デメリットの方が大きくなります。
人手不足の問題
そして、「人手不足」の問題もあります。
魚の加工は基本的に時間がかかります。
例えば、魚1匹を3枚に卸すのに2分〜5分、刺身まで加工するなら、皮引き1分、アニサキスチェックで1分、切り付け・盛り付けまで5分〜10分程度かかります。
つまり、魚1匹を刺身にするまでに約17分はかかります。
そして、この作業を1日に少ない人数で大量にこなします。
メインは、店舗で販売する魚の加工です。
持ち込み魚の調理は、あくまでサービスの一環です。
もし、持ち込みの魚が3匹、刺身まで加工して欲しいと言われると、約40分ほどメインの仕事以外に時間を使わなければいけません。
スーパーも人手不足で、仕入れた大量の魚を捌かなければいけない状況で、メインの仕事以外に多くの時間を使う余裕がありません。
以上の理由から、持ち込み魚の調理を断るスーパーが多いということをお伝えしておきます。
釣った魚、頂いた魚をスーパーで調理してもらうメリット
台所を汚さずに済む
持ち込み魚をスーパーで調理してもらうメリットの一つは、台所を汚さずに済むことです。
魚を調理する時、ヌルヌル、血、内臓、鱗、様々なものが飛び散ります。
調理した後はまな板やキッチンに匂いが付くし、調理後にキッチンを洗う手間も増えます。
持ち込み魚をスーパーで調理して貰えば、匂いの心配もなく洗う手間もありません。
持ち込み魚を無駄なく加工してもらえる

持ち込み魚をスーパーで調理して貰えば、無駄なく加工してもらえます。
雑学にはなりますが、我々が食べる魚の身って、実は魚全体の半分以下であるのをご存知ですか?
例えば、ブリ・ヒラメなら3枚卸にした身が全体の40%、鯛なんて刺身にしたら全体の30%以下にもなります。
長年加工してきた我々でそのレベルです。
もし、これを調理に慣れていない人がやったらどうなるでしょうか。
骨に身がつきまくって、食べられるところがもっと少なくなります。
スーパーの鮮魚部門担当者は、「骨に身がつかないように3枚に卸す」を長年やってきているので、持ち込み魚を無駄なく加工してもらえます。
食べ方を教えてもらえる
持ち込み魚をスーパーで調理してもらうメリットの3つ目は、食べ方を教えてもらえることです。
僕が持ち込み魚を承る際、よく聞かれるのが「食べ方」です。
釣り初心者やいただいた魚を持ち込むお客様はよく聞かれますね。
釣った魚・いただいた魚の食べ方が分からなければ、調理をお願いする前に食べ方を聞いてみると良いです。
食べ方を相談すると、相談していくうちに食べ方に適した加工をしてもらえますので、困らずに済みます。
スーパーに魚を持ち込む前の注意点
魚は十分に冷やして持ち込むこと

魚をスーパーに持ち込む際には、十分に冷やして持ち込みましょう。
釣り好きな人の中でも、釣った魚を冷やさずに袋に入れて常温保管の状態で持ってくるお客様が多数いらっしゃいます。
魚の温度を触って確認してみると、温度が上昇していて、匂いがあったり、エラが黒ずんでいたりなど鮮度劣化が進んでいる場合が多いです。
その上、刺身で食べようとしているお客様が多く見受けられます。
僕はその場合、「刺身で食べることをお勧めしません」とお伝えします。
鮮度劣化が進んだ状態では、刺身で食べることは難しいです。
釣った魚・頂いた魚を美味しく食べるために、持ち込む魚は十分に冷やしておきましょう。
釣りをする際にはコレを準備しておくといい
もし、釣りをするなら「ペットボトルに水を入れて凍らせたもの」を数本、もしくは「板氷」をクーラーボックスの中に入れておくと良いです。

氷の塊は短時間で溶けませんので、釣った魚を「ペットボトルに水を入れて凍らせたもの」「板氷」の入ったクーラーボックスの中に入れておけば、店に持ち込むまでに時間がかかる場合でも、ある程度鮮度を保てます。
鮮度劣化を防げれば、刺身での食べ方も可能ですので、ぜひやってみてください。
持ち込み魚の調理をお願いするなら、確認の電話を入れておく
持ち込み魚の調理をお願いするなら、その日に調理が可能かどうか、確認の電話を必ず入れましょう。
なぜなら、いつでも持ち込み魚の調理を受け付ける訳ではないからです。
持ち込み魚の調理は、あくまでサービスの一環としてやっています。
本業が忙しい場合には当然お断りします。
それに、夕方には全ての加工を終了し、まな板を洗浄してしまいます。
まな板の洗浄後は、営業時間内と言えども持ち込み魚の調理を断られる可能性があります。
ですので、持ち込み魚の調理を依頼する際は、一度、確認の電話を入れましょう。
確認の電話は、午前中〜お昼の間にしておくのがベストです。
持ち込み魚の調理をスーパーにお願いする手順
①持ち込み魚を調理してくれる店舗を探す

持ち込み魚を調理してくれる店舗を探します。
一番最初に書きましたが、スーパーの中でも持ち込み魚を調理してくれるお店とそうでないお店があります。
探し方は、
- 近くのスーパー、またはGoogleマップでスーパーを検索する
- 電話で事前確認をする
です。
持ち込み魚の調理をしてくれるスーパーが見つからない時は
もし、近くのスーパーで持ち込み魚の調理をしてくれるお店が見つからない時は、SABAKIBAで持ち込み魚を調理してくれるお店を見つけると良いかもしれません。
SABAKIBAは、スーパー以外の個人商店、料亭、寿司屋さんで、持ち込み魚を捌いてくれるお店を見つけられるサイトです。
もし、近くで持ち込み魚を捌いてくれるスーパーが見つからない時には、SABAKIBAで探してみてください。
電話連絡を入れて確認する

まず最初に、店舗に電話連絡を入れます。
上でも書きましたが、電話連絡を入れるタイミングは、午前中〜お昼がベストです。
電話連絡を入れる際には、持ち込む魚(どんな魚を何匹持ち込むのか)と、希望の調理(塩焼き用、煮魚用、2枚卸し、3枚卸し、開き、刺身など)を伝えてください。
もし、魚の良い食べ方を知らない時は、担当者に聞いてみるのも良いと思います。
そこから、担当者とのコミュニケーションが始まります。
持ち込む時間、調理にかかる料金を確認しておきましょう。
店舗に魚を持って行く
事前確認の電話を入れたら、指定された時間に魚を持ち込みます。
その際、魚は十分に冷やした状態で持っていきましょう。
氷を入れたクーラーボックスや発泡スチロールに魚を入れて持ち込むのがベストですが、持っていなければ、丈夫なゴミ袋を二重に使い、その中に氷と魚を入れて持ちこむ方法もアリです。
とにかく、常温保管で持ちこむことだけはやめた方が良いです。
持ち込んだら、魚を担当者に渡し、加工完了時間を確認して待ちます。
加工が完了し、魚を渡されたら清算して終わりです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
持ち込み魚の調理をスーパーに依頼する際は、店舗ごとの対応の違いを理解し、事前に電話確認をすることが重要です。
また、鮮度を考慮することで、安全に美味しく食べられるようになります。
釣りをする方、魚を頂いたのに自分で捌けずに困っている方はぜひやってみて下さい。