こんにちわ、こっぺです。
中小企業診断士1次試験の模試を受けようか迷っている
と言う方いらっしゃいませんか?
この記事ではそんな悩みを持つ方に向けて、僕が昨年模擬試験を受けてみた感想と、受けるべきかどうかについて書きたいと思います。
【中小企業診断士1次試験】予備校の模擬試験は受けるべき?
結論から言うと、絶対に受けた方がいいです。
中小企業診断士1次試験の模試を受けるメリットはこんな感じ。
各科目、各論点での自分の理解度を認識できる
みんな、1次試験の勉強法って、テキスト読みながらスピ問や過去マス回したりするじゃないですか。
同じ問題集を何度も回していると、実は答えだけ覚えちゃってて、理解が乏しいことに気づかなかったりするんですよね。
模擬試験の問題は初見の問題を解くことになるから、各科目・各論点で自分が理解できているかどうか再認識できるんですよ。
実は得意だと思っていた論点も、模試を解いてみることで解けなかったり正答できなかったりすると、悔しいし見直すから理解度を深めることにも繋がるんですよね。
各科目・各論点で自分の理解度を認識できるから、模試は受けた方がいいと思う理由の一つです。
モチベーションの再燃につながる
模試を受けるとね、モチベーションの再燃にも繋がるんですよ。
ちょっと語弊があるので説明しますけど、皆モチベーションが下がってんじゃないの?と言いたい訳ではないんです。
模試を受けると、成績表が返ってくるんですよね。
その成績表には、各科目で自分の理解度や他の人の点数分布・正答率が載ってるんですよ。
他の人の点数分布と自分のポジションを比較できるから、他の人よりも自分のポジションが低いと
「ヤバい」と感じるんですよね。
その危機感が、モチベーションの再燃に繋がるんです。
1次試験は絶対評価(他人の順位は関係ない)とは言え、「皆が正答している問題を外さない」のは試験対策の定石なので、合格するために勉強のモチベーションが上がりますよね。
だから、模試を受けるべき理由の一つになります。
法改正・新論点の認識、試験対策につながる
模試を受けるべき理由のもう一つが、法改正・新論点の認識ができて試験対策につながるからです。
僕、昨年の1次試験を受けてから改めて「模試を受けておいてよかった〜」と思えたことがあったんです。
受けて良かったと思えた理由①:「経営情報システム」
それは「経営情報システム」の問題に模試が対応してくれていたことです。
昨年の経営情報システムは難化しました。
Twitterでも
と、難しかったという感想のツイートで溢れましたよ。。。
テキストに書いていない知識が問われ、過去問と同じ傾向で問われた問題は数問のみ。
昨年は僕も過去マス回しただけで試験に望んだので、対応できませんでした。
しかし、問題文を見ていくと
「あれ?これ、模試で出た論点だぞ!」
と気付いたんです。
それで、模試は受けておくべきだな、と痛感しました。
受けて良かったと思えた理由②:「経営法務」
もう一つの理由が、模試で経営法務の「会社法の改正点」を出題していてくれたことです。
2020年の試験で改正民法から多く出題されたトラウマがあり、改正点は押さえておくべきとの教訓を持っていました。
2021年の経営法務では「会社法の改正点」は出題されませんでしたが、2022年の経営法務では出題されると思います。
法律の改正点は過去問では対応できないので、模試は受けておくべきですね。
1次試験の模擬試験を受ける時の留意点
1次試験の模擬試験を受ける時、留意しておくべきことがありますので、書いておきますね。
会場・自宅、どっちで受験すればいい?
模擬試験は会場受験と自宅受験、希望する方を受験できるんですけど
今年、診断士試験を初めて受験する人は、可能な限り会場で受験することをオススメします。
僕は初受験の時のこと、よーく覚えています。
ただでさえ緊張している上に、人が多い会場の雰囲気に飲まれそうで、さらに緊張が増しました。
一度、会場の雰囲気に触れていれば、試験当日の緊張は半減してリラックス度が増すし、会場受験なら制限時間内に問題を解く経験ができますので、良いと思います。
でも、コロナ禍の影響もまだ残っているので、会場受験が無理なら自宅受験でも良いです。
自宅受験の場合は、試験当日を意識して時間を決めて解くことと、変にカンニングしないことがコツです。
カンニングで解答して高得点を取ったとしても、自分の本当の実力は分からないし、試験に合格はできませんからね。
成績は気にするな
成績が悪かったからと言って、気にする必要はありませんよ。
診断士試験1次試験の模試は、4月後半〜5月中旬あたりに実施されます。
試験日の2ヶ月前くらいに実施されるんですよね。
2ヶ月前に模試を受けることで、自分の苦手なところ・理解の浅かった論点が分かる訳ですから。
言い換えると、もう一度見直せば点数が伸びる「伸び代」を見つけられる訳ですよ。
良いことじゃないですか〜、2ヶ月前にそれに気づけること。
試験直前にそんなこと気づいたら焦りしかないですよw
だから、点数は気にせず、自分の弱点の振り返りに使うことを意識してください。
中小企業診断士1次試験、オススメの模試2つ
ここからは僕がオススメする模試2つを紹介します。
TAC 中小企業診断士 1次公開模試
僕が昨年受けて良かったと思えたのが「TAC 中小企業診断士 1次公開模試」です。
受験は会場・自宅、どちらかを選べます。
TAC生じゃなくても模擬試験料を払えば受けれます。
問題は少々難しめですが、解説本は丁寧に書かれているので理解が深まります。
2021年だと、経営法務の改正会社法や経営情報システムのセキュリティ関連など、試験で出題されそうな論点を出題してくれるところはさすがTACさんと言えますね。
自宅受験だと、全科目の問題用紙と解答用紙が送られてきますが、前年の試験で科目合格を持っている人は、今年受ける科目だけ提出することもできます。
TACさんは模擬試験も受験者が多いので、自分の課題が明確になる資料がたっぷり。
TACの1次公開模試は、例年多くの方が受験する全国最大級の公開模試です。
引用:https://www.tac-school.co.jp/kouza_chusho/chusho_1jkoukai.html
「個人成績表」 により、自分の実力がどの位置にあるのかを正確に知ることができます。 また、成績表と一緒に設問ごとの正答率や科目別の受験者の得点状況がわかる「統計資料」を提供。今後の課題が明確になり、総仕上げを効率的かつ効果的に行うことができます。
自分の理解度を測る、今年の試験対策をしたいと言う人は、TACさんの模擬試験を受験することをオススメします。
LEC「1次ステップアップ全国模試」
LECさんの「1次ステップアップ全国模試」もオススメ模試の一つです。
僕は昨年、LECさんの模試は受けていませんが、Twitterで分かる難易度は「試験並み」です。
基本論点を問う出題が多く、自分の理解度を測るにはもってこいの模試だと感じました。
受験は、会場受験・自宅受験、どちらかを選べます。
LECさんの模試も、LEC生じゃなくても受験できます。
LECさんの模試は、科目毎に買えるのもオススメポイントの一つです。
自分の実力を試してみたい、理解度を測りたい人はLECさんの模擬試験を受験することをオススメします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「模試は受けるべきか?」と言うあなたの悩みに対して、自分の昨年の経験から、模試を受けるべき理由と留意点、オススメの模試2つを紹介しました。
模試はお金がかかるので、出費に躊躇する気持ちを持つ人もいると思います。
僕も一昨年までは同じ考えを持っていました。
でも、去年受けてみて思ったのは、模擬試験を受けておけば良かったと言うこと。
それだけ模擬試験を受けるメリットがたくさんあると言うことです。
模擬試験を受けるべきか悩んでいる人は、迷わず受けてみましょう。