この記事では使えない部下を持って「困っている」「どう扱ったらいいのか分からない」と言う人に、イライラせずに使えない部下を上手に使う方法を紹介しています。
「使えない部下」の特徴
「使えない」と言われる部下の特徴はこんな感じです。
「使えない部下」の特徴
- やる気がない
- 言い訳が多い
- 飲み込みが遅い
- 仕事が遅い
- 同じミスを繰り返す
- 社会常識がない
- 「ホウレンソウ」をしない
- 協調性がない
- 納期を守ろうとしない
- 責任感が弱い、責任転嫁をする
- どんな状況でも定時で退社しようとする
この記事を読んでいる方は共感されると思いますが、こんな部下がいると
- チーム・部署の能率が下がる
- 足を引っ張られる
- イライラする
- 辞めさせたい
と思いますよね。こんな奴を雇った上司・会社を憎みますw
「使えない部下」はどうすれば良いか?
僕は「使えない部下」にもキッチリ働いてもらいます。
「使えない部下」でも会社の人的資源ですし、その「使えない部下」を使って会社から与えられた目標を達成するのが僕たち「使う側」の仕事です。
給料をもらっている以上はチームに貢献して共に成果を出してもらわないと困ります。
そこで、使う側としても気持ちを割り切り、他の部下とは明らかに違った対応をして、チームに貢献するように働いてもらいます。
「使えない部下」を上手に扱う3つのポイント
これから僕の「使えない部下」への適切な扱い方を紹介します。
使えない部下を適切に扱う事で、チームの効率は間違いなく上がります。
使えない部下を扱う時の留意すべきこと2つ
使えない部下を使う側として留意しておくべきことが2つあります。
気持ちを割り切ってストレスをためない
「使えない部下」はそれ以外の部下と違いますので、「使えない部下だから手間がかかる」と気持ちを割り切り、いちいちストレスをためないように心がけましょう。
根気よく・何度も
使えない部下は手間がかかることが分かっているので、指示や注意は根気よく・何度も行うことを留意しておきます。
「使えない部下の上手な扱い方」3つのポイント
使えない部下の適切な扱い方のポイントは次の通りです。
使えない部下の適切な扱い方のポイント
- 失敗してもチームに影響の少ない業務を担当させる
- 小間使い・単純作業を主な業務にする
- コミュニケーションを頻繁に行って、使えない部下の仕事の進捗・結果を管理する
です。順番に説明していきます。
失敗・ミスをしてもチームに影響の少ない業務を担当させる
使えない部下は、自然とミス・失敗が多くなります。
チームで業務を行っている場合、チームの一員である使えない部下がミスや失敗をすると、他の誰かがリカバー(尻拭い)する必要が発生します。
リカバーの回数が増えると業務の進捗に支障を来したり、その業務の重要度が高いと、業務自体が失敗に終わってしまうこともあります。
なので、使えない部下にはチームにとって重要性が低く、リカバリーが比較的簡単な業務のみを任せます。
もし失敗したとしてもリカバーが比較的簡単なので、チーム全体の業務が大幅に遅れることはありません。
「あいつの尻拭いをするなんて、二度手間じゃないか」と怒りを感じることは当然あると思いますが、使えない部下がいる以上、それは当然のように発生すると割り切ってください。
小間使い・単純作業を主な業務にする
使えない部下には、周りの雑用をこなしてもらう「小間使い」や工程が少なくて作業量の多い「単純作業」を担当させます。
主要メンバーじゃなくても出来る業務や雑用を使えない部下に担当してもらうことで、主要メンバー・チーム全体の業務効率も上がります。
もし、使えない部下が小間使い・単純作業への不満を言ってきたら、否定せずに要望を聞いてみて、その要望を叶えるための条件を提示してあげてください。
コミュニケーションを頻繁に行って、使えない部下の仕事の進捗・結果を管理する
使えない部下の仕事の進捗は、コミュニケーションを頻繁に行って仕事の進捗や結果を管理します。
使えない部下とのコミュニケーション例
- 「任せた仕事はどこまで進んだ?」
- 「それは○時まで終わらせてくれ」
- 「そのやり方では遅い。こっちのやり方の方が早く仕事をこなせるぞ」
のように、コミュニケーションを頻繁にとって、使えない部下を監視・管理してください。
使えない部下を扱う時の注意点
指示は的確に分かりやすく「5W1H」+αでする。
使えない部下に対して出す指示は「5W1H」で必ず行うようにします。
「いつ、誰が、どの仕事を、どこで、どのようにしてやるのか、そしてその仕事が業務に必要な理由」を必ず説明して、加えて「分からない事があったら相談しなさい」(+α)とを付けて指示を出しておきます。
仕事上、上司からの指示は必ず必要ですし、的確で分かりやすい指示を出しておくことで、使えない部下が言い訳をしたとしても「指示したよね?その通り実行して欲しい」と言えます。
パワハラに注意
使えない部下がいると、使う側で必ず発生する感情が「苛立ち」です。
使う側も人間です、苛立つのは仕方がありません。
しかし、苛立ちMAXになると犯しがちになるのが「パワハラ」です。
上司の中には「パワハラ」がどういう物なのか認識が無いまま部下を叱りつける人もいます。
叱ることは必要ですが、パワハラにはならないように注意しましょう。
パワハラに該当するような言葉はパワハラに当たる言葉ー日本ハラスメント協会で確認できます、目を通しておきましょう。
使えない部下を扱う際にしておくべきこと
使えない部下を扱う際にしておくべきことは「上司・会社に相談をしておく」ことです。
会社や上司がが「あなたが使えない部下を抱えている」と知っていれば、一人で悩みを抱える必要もありませんし、その部下があなたの指示通りに仕事をせず、勝手な行動であなたや周りに迷惑をかける場合、配置転換や降格させると言うことも考えてもらえます。
まとめ
使えない部下に対しては、使う側としての心構えを作り、部署やチームに支障の少ないポジションで仕事をしてもらうようにはからいます。
そうすることで、他のメンバー・チーム・部署の能率・効率が上がるからです。
使えない部下を持つと正直な気持ちとしては大変です。
でも、使えない部下を上手に使えるようになることで、全体の効率が上がるだけでなく、あなたの管理者としてのスキルも上がります。
イライラせずに対応してみてください。