中小企業診断士試験を独学合格は無理か?【底辺受験者がリアルを語る】

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こんにちわ、こっぺです。

「中小企業診断士の独学は無理なのかな?」そう思って、この記事にたどり着いたあなた。

その気持ち、よくわかります。僕も同じ思いを抱えています。

膨大な学習範囲、高度な専門知識、そして厳しい合格率。

これらの壁を前に、多くの人が独学で挑んでいます。

そして、独学挑戦者の一定数が試験を突破しています。

そこで、長年の独学底辺受験者である僕が見てきた、「中小企業診断士試験 独学合格」のリアルを紹介します。

記事の終わりの方では、今まで見てきた「独学で合格できる人・出来ない人」の特徴も紹介しているので読んでみてください。

これから中小企業診断士試験を受けようとしているあなたの判断材料になれば幸いです。

この記事で分かること

中小企業診断士試験とは?その基礎知識

中小企業診断士試験は、経営コンサルタントとしての専門知識と能力を認定する国家資格試験です。

この試験は難易度が高く、合格率が低いことで知られていますが、合格すれば経営分野での活躍の場が広がります。

中小企業診断士試験の概要と合格率

中小企業診断士試験は1次試験と2次試験で構成され、最終合格率は約4〜7%と非常に低いです。

1次試験の合格率は17〜42%、2次試験の合格率は18〜19%で推移しています。

両方の試験に合格する必要があるため、最終的な合格率は低くなります。

令和6年度(2024年)の1次試験合格率は27.5%で、合格者数は5,007人でした。令和5年度(2023年)の2次試験合格率は18.9%で、合格者数は1,555人でした

この低い合格率は、試験の難易度の高さを示しています。しかし、適切な準備と努力により、合格は十分に可能です。

試験の全体像と必要なスキル

中小企業診断士試験は幅広い経営知識を問う試験で、合格には豊富な経営知識、高いコミュニケーションスキル、冷静に客観視する能力が必要です。

試験科目には経済学、財務会計、企業経営理論など多岐にわたる分野が含まれています。また、実務では経営状況の診断や課題解決のための提案が求められます。

1次試験では「経済学・経済政策」「財務・会計」「企業経営理論」などの科目があり、2次試験では筆記と口述試験があります。

実務では、経営層へのヒアリングや具体的な解決策の提案が必要となります。

中小企業診断士試験は単なる知識試験ではなく、実践的な経営コンサルティング能力を問う試験です。
合格を目指す際は、幅広い知識の習得だけでなく、実践的なスキルの向上も重要です。

中小企業診断士試験合格のために必要な条件

合格までに必要な勉強時間と計画の立て方

平均的な勉強時間と合格者の傾向

中小企業診断士試験の合格には、平均して1000〜1500時間の勉強時間が必要です。

試験範囲が広く、経営に関する多岐にわたる知識が求められるため、長期的かつ集中的な学習が不可欠です。

受験する人が従事している業種、過去の背景・経験によって異なってきます。

短期合格する人も中にはいますが、合格者の多くは1〜2年の準備期間を設けています。

合格には相当な時間投資が必要ですが、計画的に取り組むことで十分に達成可能です。

計画作成時の重要ポイント

具体的な目標設定、定期的な見直し、モチベーション維持の工夫が重要です。

長期的な学習には明確な目標と進捗管理が不可欠です。また、モチベーションの維持が合格への大きな鍵となります。

  • 月ごとの学習目標を設定し、週末に進捗を確認。
  • 学習仲間との定期的な情報交換会を実施。
  • 小さな達成感を得るために、短期目標も設定。

計画は柔軟に見直しながら、継続的な学習習慣を築くことが重要です。

独学、通信講座、通学のメリット・デメリット

独学の費用対効果と時間効率

独学は費用を抑えられる反面、効率的な学習方法の確立に時間がかかる可能性があります

教材費以外の支出が少なく済むため、経済的負担が軽いです。

しかし、適切な学習方法や進め方の把握に時間がかかることがあります。

僕の場合、独学で約5万円の教材費をかけましたが、効率的な学習方法を見つけるまでに結構な時間を費やしました。

独学は自己管理能力が高い人に適していますが、効率的な学習方法の確立が課題となります。

通信講座で得られるサポートと活用法

やのような通信講座は体系的な学習と質問対応のサポートが得られる一方、自己管理が必要です。

専門家が設計したカリキュラムに沿って学習できるため、効率的に知識を習得できます。

また、質問対応サービスにより疑問点を解消しやすいです。

多くの通信講座では、オンライン質問システムや定期的な模擬試験、添削指導などのサポートが提供されています。

通信講座は独学と講座のメリットを併せ持つ中間的な選択肢として、多くの受験者に選ばれています。

予備校通学の魅力と利用者の声

TACEBAへの予備校通学は集中的な学習環境と直接指導が魅力ですが、時間的制約と高コストがデメリットです。

講師との対面指導により、疑問点をその場で解消できます。

また、他の受験者との交流によりモチベーション維持にも効果的です。

「講師の解説で難しい概念が理解しやすくなった」「仲間との競争意識が学習意欲を高めた」といった声が多く聞かれます。

通学講座は時間と費用の投資が必要ですが、確実な学習進捗と高いモチベーション維持が期待できます。

独学のメリット・デメリットとその対策

独学のメリット(コスト削減・自由なペースなど)

自由なスケジュールで学べる利点

独学の最大のメリットは、自分のペースで柔軟に学習できることです。

仕事や家庭の状況に合わせて学習時間を調整できるため、長期的に継続しやすいです。

また、得意分野に多くの時間を割り当てるなど、効率的な学習が可能です。

僕の場合、朝型の生活リズムを活かし、毎朝4時から6時、21時〜23時までの4時間を集中的な学習時間として確保しました。

休日は午後から夕方にかけて長時間学習するなど、柔軟なスケジュールを組むことができました。

独学では自分の生活リズムや学習スタイルに最適化したスケジュールを組むことができ、効率的な学習が可能です。

他の方法と比較した費用の違い

独学は通信講座や通学講座と比較して、大幅なコスト削減が可能です。

教材費以外の支出が少なく、講座料金や交通費などの追加費用がかからないためです。

僕の場合、独学で1年間の総費用は約5万円でした。
内訳は、テキスト代が約1万5千円、問題集が約2万円、模擬試験費用が約1万5千円です。

一方、通信講座では5万円以上、通学講座では20万円以上かかることが一般的です。

独学は他の学習方法と比較して、大幅なコスト削減が可能であり、経済的な負担が少ない選択肢といえます。

独学のデメリット(モチベーション維持、情報収集の難しさ)

長期間の学習でモチベーションが低下する理由

独学では長期間の学習中にモチベーションが低下しやすい傾向があります。

周囲からの刺激や競争意識が得られにくく、また進捗状況を客観的に評価する機会が少ないためです。

さらに、孤独な学習環境が精神的な負担となることもあります。

僕の経験では、学習開始から半年ほど経過した頃、進捗の遅れを実感し、一時的にモチベーションが大きく低下しました。

周りに相談できる人がいなかったことも、この状況を悪化させる要因となりました。

独学では、モチベーション維持が大きな課題となるため、計画的な対策が必要です。

情報不足による非効率な学習のリスク

独学では最新の試験情報や効果的な学習方法に関する情報が不足しがちで、非効率な学習に陥るリスクがあります。

講座などで提供される最新の試験傾向や学習のコツなどの情報が得られにくく、また、自分の弱点を客観的に把握することが難しいためです。

僕の場合、当初は過去問の分析が不十分だったため、重要度の低い分野に時間を費やしてしまいました。

また、効果的な答案の書き方を知らなかったため、2次試験対策で苦労しました。

独学では情報収集と分析に積極的に取り組み、効率的な学習方法を見出す努力が必要です。

独学のデメリットを克服する方法

効果的なモチベーション維持術

明確な目標設定、進捗の可視化、適度な息抜きが効果的なモチベーション維持につながります。

具体的な目標があることで学習の意義を常に意識でき、進捗の可視化により達成感が得られます。

また、適度な息抜きはストレス解消と集中力の維持に役立ちます。

  1. 月ごとの学習目標を設定し、毎週日曜日に進捗をチェック
  2. 学習時間と内容を記録するアプリを使用し、グラフ化して進捗を可視化
  3. 週に1回、趣味の時間を確保し、リフレッシュする時間を設ける

計画的かつ柔軟なモチベーション維持策を実践することで、長期的な学習を継続できます。

SNSやコミュニティを活用した情報収集

SNSや受験者コミュニティを積極的に活用することで、情報不足を補い、効率的な学習が可能になります。

オンライン上の情報交換により、最新の試験情報や効果的な学習方法、他の受験者の体験談などを入手できます。

また、同じ目標を持つ仲間との交流がモチベーション維持にも役立ちます。

  1. X、Instagramで「#中小企業診断士」のハッシュタグをフォローし、最新情報をチェック
  2. 受験者向けのFacebookグループに参加し、質問や情報交換を行う
  3. ココスタ」のような受験者向けのオンラインフォーラムで、学習方法や教材の選び方について相談

SNSやコミュニティを活用することで、独学のデメリットである情報不足を補い、より効果的な学習を行うことができます。

中小企業診断士試験の勉強法とコツ

過去問を中心に学ぶ理由と活用法

過去問を中心に学習することが、中小企業診断士試験合格への最短路だと感じています

過去問は出題傾向や難易度を直接反映しており、効率的に重要ポイントを把握できます。
また、実際の試験と同じ形式で練習することで、本番での時間配分や解答テクニックも身につきます。

僕の場合、直近10年分の過去問を3周しました。

1周目は問題を解いて解説を読む、2周目は間違えた問題を中心に復習、3周目は頻出論点の中でも苦手な論点集中的に解くという方法で活用しました。

過去問を繰り返し解くことで、出題パターンの把握、弱点の発見、解答スピードの向上が図れ、効果的な試験対策となります。

各科目の優先順位と勉強方法

科目ごとの配点と自身の得意・不得意を考慮し、優先順位をつけて学習することが効果的です。

限られた時間で効率よく点数を伸ばすには、高配点科目や自身の弱点科目に重点を置く必要があります。
また、各科目の特性に合わせた学習方法を選択することで、効果的に知識を定着させられます。

  1. 経済学・経済政策:配点が高いため比較的時間を費やす。理論の理解とグラフ問題の練習を重視。
  2. 財務・会計:苦手な人が多いため差がつきやすい。二次試験でも使う知識なので基本的な仕訳から学び、財務分析の演習を繰り返す。
  3. 企業経営理論:幅広い知識が必要。キーワードの暗記と事例の理解を中心に学習。
  4. 運営管理:実務に近い内容が多い。具体的な事例を想像しながら理解を深める。
  5. 経営法務:暗記が中心。条文の要点をまとめたノートを作成し、繰り返し復習する。
  6. 経営情報システム:暗記が中心。頻出論点に絞って過去問演習で足切り回避する。
  7. 中小企業経営・政策:暗記が中心。

科目ごとの特性を理解し、適切な優先順位と学習方法を選択することで、効率的な学習が可能になります。

知識の習得と問題練習をセットにする重要性

知識の習得と問題練習を並行して行うことが、効果的な学習につながります。

知識を習得しただけでは実際の問題に適用できないことがあります。
逆に、問題を解くだけでは体系的な理解が不足する可能性があります。両者を組み合わせることで、実践的な理解が深まります。

僕の学習方法は以下の通りです。

  1. テキストで1つの論点を学習
  2. 関連する過去問を3~5問解く
  3. 間違えた問題や理解が不十分な箇所をテキストで再確認
  4. 1週間後に同じトピックの別の問題を解いて定着度をチェック

知識の習得と問題練習を交互に行うことで、理解が深まり、実践的な応用力が身につきます。

2次試験対策に必要な記述式の解き方とコツ

2次試験の記述式問題では、論理的な構成と具体的な提案が重要です。

2次試験では実務に即した問題解決能力が問われます。
単なる知識の羅列ではなく、状況分析から具体的な解決策の提示まで、問われている事に沿って、論理的に記述する必要があります。

記述式問題への効果的なアプローチ:

  1. 問題文を丁寧に読み、要求事項を明確に把握する
  2. 解答の構成を考え、箇条書きでアウトラインを作成する
  3. 現状分析、課題抽出、解決策提示という流れを意識して記述する
  4. 具体的な数値や事例を盛り込み、実現可能性の高い提案を心がける
  5. 時間配分を意識し、結論を必ず書く

論理的な構成と具体的な提案を意識して記述することで、2次試験の記述式問題に効果的に対応できます。

効率的な勉強スケジュールの立て方

戦略的スケジュールの立て方と時間管理

長期的な目標から逆算して、具体的な短期目標を設定し、それに基づいたスケジュールを立てることが効果的です。

中小企業診断士試験の範囲は広く、長期的な学習が必要です。計画的なアプローチにより、バランスの取れた学習が可能になり、モチベーションも維持しやすくなります。

僕の場合、1年間の学習計画を立て、それを3ヶ月ごとの中期目標、さらに週単位の短期目標に分割しました。例えば、「1ヶ月で経済学・経済政策を完了」という中期目標を立て、週ごとに「マクロ経済学の基礎を理解する」などの具体的な目標を設定しました。

戦略的なスケジュール管理により、効率的かつ計画的な学習が可能となり、試験合格への道筋が明確になります。

スキマ時間を活用する方法

日常生活の中で発生するスキマ時間を効果的に活用することで、学習時間を大幅に増やすことができます。

忙しい社会人にとって、まとまった学習時間の確保は難しいことがあります。スキマ時間を活用することで、日々の生活の中で無理なく学習時間を確保できます。

僕の場合、以下のようにスキマ時間を活用しました。

  • 昼休憩(30分):過去問解答
  • 入浴中(20分):防水ケースに入れたスマホで診断士試験関連の動画を視聴

スキマ時間の効果的な活用により、日々の学習量を増やし、着実に知識を積み上げることができます。

毎日の勉強習慣を作るコツ

小さな目標を設定し、毎日の生活リズムに組み込むことで、持続可能な勉強習慣を作ることができます。

大きな目標は時に圧倒的に感じられ、モチベーション低下の原因になります。
小さな目標を日々達成することで、継続的な成功体験が得られ、学習習慣が定着しやすくなります。

僕が実践している方法は以下の通りです。

  1. 毎朝4時に起床し、2時間の学習時間を確保
  2. 1日の学習目標を「テキスト3ページ+過去問5問」と具体的に設定
  3. 学習記録アプリで毎日の進捗を記録し、連続学習日数を可視化

無理のない小さな目標を毎日達成することで、持続可能な勉強習慣を確立し、長期的な学習成果につなげることができます。

独学で中小企業診断士試験に挑む際の注意点

無駄な勉強を避けるためのポイント


効率的な学習のために、試験の出題傾向を把握し、重要度の高い分野に集中することが重要です。

中小企業診断士試験の範囲は広範囲にわたるため、すべてを深く学習することは時間的に困難です。
試験で頻出の分野や重要度の高いトピックを優先的に学習することで、限られた時間で最大の効果を得ることができます。

僕の経験では、以下のような方法で無駄な勉強を避けました。

  1. 過去10年分の試験問題を一通り解き、苦手論点をピックアップ
  2. オンライン上の合格者体験談を参考に、効果的な学習方法を採用


試験傾向の分析と重要度の高い分野への集中により、効率的な学習が可能となり、無駄な勉強時間を削減できます。

参考書・過去問の選び方と情報収集の方法


信頼性の高い参考書・過去問を選択し、多様な情報源から最新の情報を収集することが重要です。

独学では、適切な学習リソースの選択が合格への近道となります。また、試験制度や出題傾向は年々変化するため、最新の情報を常に入手する必要があります。

僕が実践した参考書・過去問の選び方と情報収集の方法は以下の通りです。

  1. 参考書・過去問の選び方:
    • Amazon等の書評をXでのポストを参考に、評価の高いテキストや問題集を選択
  2. 情報収集の方法:
    • Twitter上で「#中小企業診断士」のハッシュタグをフォロー
    • 受験者向けの掲示板やフォーラムに参加し、最新情報を収集
    • YouTubeで中小企業診断士関連の動画を視聴し、学習のヒントを得る


信頼性の高い参考書・過去問の選択と多角的な情報収集により、独学でも効果的な試験対策が可能となります。最新の情報を常に入手し、学習方法を適宜調整することで、合格への近道を見出すことができます。

おすすめの教材・参考書・リソース

初心者向けのテキストと問題集


初心者には、体系的に学べる総合テキストと、基礎固めのための問題集がおすすめです。

中小企業診断士試験の範囲は広く、初学者にとっては全体像を把握することが重要です。また、基礎的な問題を繰り返し解くことで、重要な概念や計算方法を確実に身につけることができます。

僕が過去に使用したテキスト・過去問は下の記事にまとめてあるので参考にしてみてください。


初心者は、総合的なテキストで全体像を把握し、基礎的な問題集で知識を固めることが効果的です。これらの教材を組み合わせることで、効率的な学習が可能となります。

過去問集の効果的な使い方


過去問は、出題傾向の把握と実践的な問題解決力の向上に非常に効果的です。計画的かつ反復的に取り組むことが重要です。
過去問は実際の試験と同じ形式・難易度で作成されているため、試験本番の雰囲気を体感できます。また、繰り返し解くことで、頻出テーマや解答テクニックを習得できます。

僕が実践した過去問の効果的な使い方は以下の通りです:

  1. 1回目:時間を気にせず解き、解説をじっくり読む
    • 目的:出題傾向の把握と基本的な解法の理解
  2. 2回目:間違えた問題を重点的に復習
    • 目的:時間配分の練習と弱点の克服
  3. 3回目:本番同様の環境で模擬試験を解く
    • 目的:実践力の向上と最終チェック

また、過去10年分の問題を繰り返し解くことで、頻出テーマを徹底的に理解しました。

過去問は単に解くだけでなく、計画的かつ反復的に取り組むことで、その効果を最大限に引き出すことができます。

出題傾向の把握、弱点の克服、実践力の向上など、多角的な学習効果が期待できるため、中小企業診断士試験対策の中核として活用すべきです。

中小企業診断士試験を独学で成功させる手順

1次試験対策の具体的なステップ


1次試験対策は、「基礎固め」→「応用力強化」→「総仕上げ」の3段階で進めることが効果的です。
中小企業診断士の1次試験は広範囲にわたる知識を問うため、段階的なアプローチが必要です。基礎から応用へと段階的に学習を進めることで、効率的に知識を積み上げることができます。

僕が実践した1次試験対策の具体的なステップは以下の通りです:

  1. 基礎固め(6ヶ月)
    テキストで論点をインプットした後、過去問集でアウトプットする
  2. 応用力強化
    模試を受け、自分の学習進捗を把握
    苦手な論点を重点的に学習する
  3. 総仕上げ
    全体的な復習と苦手論点を重点的に学習する


段階的なアプローチを取ることで、効率的かつ効果的に1次試験対策を進めることができます。各段階で目的を明確にし、計画的に学習を進めることが重要です。

2次試験対策の流れとポイント


2次試験対策は、「理論の理解」→「事例研究」→「記述練習」の流れで進め、論理的思考力と文章構成力の向上に重点を置くことが重要です。
2次試験は実務に即した問題解決能力が問われるため、単なる知識の暗記では対応できません。理論を理解した上で、具体的な事例に適用する力と、それを論理的に記述する能力が求められます。

僕が実践した2次試験対策の流れとポイントは以下の通りです:

  1. 理論の理解(1ヶ月)
    • とりあえず、過去問を5年間解いてみる
    • 「ふぞろい」で自分の答案と合格答案の差を確認する。
  2. 事例研究(1ヶ月)
    • 過去問や公開事例を深堀り
    • ココスタに参加し、答案を磨く
  3. 記述練習(1ヶ月)
    • 時間を計測しながら過去問を解く
    • 模範解答と自分の解答を比較し、改善点を見出す


2次試験対策では、理論の理解を基礎としつつ、実践的な問題解決能力と論理的な文章力の向上に注力することが重要です。事例研究と記述練習を繰り返すことで、実務に即した解答力を養成できます。

独学に向いている人・向いていない人

独学が向いている人の特徴


自己管理能力が高く、計画的に学習を進められる人が独学に向いています

中小企業診断士試験の独学には、長期間にわたる継続的な学習が必要です。
自分で学習計画を立て、それを実行し、進捗を管理できる能力が重要となります。
また、自分の弱点を客観的に分析し、改善する能力も求められます。

僕の経験では、以下のような特徴を持つ人が独学で成功しやすいと感じました

  1. 毎日決まった時間に学習する習慣がある
  2. To-Doリストを作成し、計画的に物事を進められる
  3. 自分の学習進捗を客観的に評価できる
  4. 新しい情報を自ら積極的に収集する姿勢がある
  5. 困難に直面しても、自分で解決策を見出せる
  6. 要領の良い人
  7. 試験対策に慣れている人


自己管理能力と自律的な学習姿勢を持つ人は、独学で中小企業診断士試験に挑戦し、成功する可能性が高いといえます。

独学が難しい人の特徴


自己管理が苦手で、外部からの刺激や支援が必要な人は独学が難しい傾向にあります

独学では、自分で学習のペースやモチベーションを維持する必要があります。
外部からの指示や競争がない環境で、長期間集中して学習を続けることが困難な人もいます。

独学が難しい人の特徴と解決策の例:

  1. 仕事が忙しくて勉強時間が確保できない人
  2. 計画的に物事を進められない人
  3. 自分の学習進捗を把握できない人
  4. 情報収集の場所・方法が分からない人
  5. 自分で解決策が見出せない人
  6. 要領の悪い人
  7. 試験対策が分からない人

僕は、令和6年の1次試験を通過できませんでした。

敗因は3つ、「仕事が忙しく勉強時間が確保できなかった」「久しぶりの1次試験で基本論点の理解が足りていなかった」「過去問演習時間が足りなかった」と考えています。

1次試験を通過できないと分かって、ガッカリしていた時にyoutubeで行政書士試験受験者に人気の番組「ゆーき大学」のゆーき先生の言葉を思い出しました。

「バカは独学するな」

僕は改めて自分をバカだと実感しました。

社畜人生を変えてやろうと思い、中小企業診断士試験の受験を決意したものの、試験対策もきちんと分かっていない要領の悪い人間が、コストをかけたくないがために独学で試験に挑んだ結果、何年かけても合格できない現実。

通信講座や予備校を始めから使っていたら、今頃人生変わっていたでしょう。

中小企業診断士という資格を自分のスキルアップのために取ろうと思っている人なら、何年かかかっても傷は浅いかなと思います。

もし、中小企業診断士を取得して人生を変えてやろうと思っている人で、「独学が難しい人の特徴」にいくつか該当していて、合格に対して自信を感じられないなら、僕は通信講座や予備校の利用をオススメします。

通信講座や予備校を利用すれば、独学の数倍は学習効率が良いので、「独学が難しい人」でも合格可能性が高まって、早く人生を変えられます。

僕も2025年の1次試験対策にはXやココスタの仲間から勧められているを利用します

まとめ

中小企業診断士試験の独学は、自己管理能力と計画的な学習が鍵となります。

効率的な勉強法として、過去問を中心に学び、スキマ時間を活用することが重要です。

1次試験は基礎固めから応用力強化、総仕上げの順で進め、2次試験は理論理解、事例研究、記述練習に注力します。

独学が向いている人は自己管理能力が高く、計画的に学習を進められる人です。

一方、独学が難しい人も、小さな目標設定や学習仲間の活用など適切な対策で克服できますが、どうしても自信が持てない場合は、通信講座や予備校の利用をオススメします。

信頼性の高い学習リソースを選び、最新情報を常に収集することも重要です。

長期的な視点で計画を立て、日々の学習習慣を確立することで、独学でも中小企業診断士試験合格を目指すことができます。

重要ポイント:
・過去問を中心とした学習
・スキマ時間の効果的活用
・段階的な学習アプローチ(基礎固め→応用力強化→総仕上げ)
・2次試験における論理的思考力と文章構成力の向上
・自己管理能力と計画的な学習の重要性
・信頼性の高い学習リソースの選択と最新情報の収集

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