「給料が安いわけでもないし、待遇にも特別な不満があるわけでもない。それなのに、このままでいいのか?」
僕が転職を考え始めたとき、ずっと頭の中で巡っていた問いです。
転職のきっかけは人それぞれですが、「もっと成長したい」「自分の力を活かしたい」という前向きな理由で考える人も多いと思います。
この記事では、僕が実際に転職を考え始めた理由を振り返りながら、同じ悩みを持つ方が自分の気持ちを整理するヒントになればと思います。
転職を考えた理由①「やりがいを感じられなくなった」
最初に感じたのは、日々の業務にやりがいがなくなったことでした。
入社当初は、自分なりに考えて工夫し、成果を出すことに楽しさを感じていました。
ところが、ここ数年で仕事における裁量が少なくなり、自分で決めて動ける範囲が縮小していったのです。
「今日もただこなすだけ」「指示をこなすことを強いられる」という日々。
工夫や提案をしても承認フローに埋もれ、どんどんやる気を失っていきました。
この気持ちは決してわがままではなく、
「社会の中で自分がどんな価値を生み出せているのか」を真剣に考えるサインだったと思います。
転職を考えた理由②「組織風土が自分に合わないと気づいた」
組織そのものへの違和感も強まっていました。
ここでは、特に感じていた問題点を整理してお伝えします。
優遇される「他企業出身者」
社内には他企業から転職してきた人が多く、
「他企業で働いていた」というだけで優遇される雰囲気があったのです。
現場で長年努力してきた社員の実績が軽視される状況には、正直納得できませんでした。
短絡的で一貫性のない経営
会社全体として、
視点が短絡的で考え方がメチャクチャ、考えがコロコロ変わることもストレスの一因でした。
「〇〇をやる」と決めたかと思えば数ヶ月後には「やっぱりやめる」となることが繰り返され、
何年も同じ課題を後退し続ける姿勢に疲弊しました。
非効率で合理的でない働き方
さらに、
合理的・効率的な考え方ができない人が多く、仕事の進め方に無駄が多いと感じていました。
もっとシンプルにできるはずのことに、なぜこんなにも手間をかけるのか?
そんな疑問が常につきまとっていました。
上司の顔色ばかり気にする文化
周囲は
「上司からどう見られるか」を気にする人ばかりで、
顧客や現場にとって何が本質的に必要か、
会社全体にとって正しいかを真剣に考える人が少ない環境。
この風土に強いストレスを感じるようになりました。
こうした状況の積み重ねで、
「自分が何を基準に評価され、どこを目指せばいいのか」が見えなくなり、
組織への信頼感や愛着は徐々に失われていきました。
転職を考えた理由③「別の仕事をしてみたい気持ち」
今の仕事しか知らずにキャリアを終えることに、
「後悔しないか?」という不安がありました。
ここでは別の仕事をしてみたいと思った背景を整理してお伝えします。
異業種への好奇心
SNSや転職サイトで異業種・異職種で活躍する人を見るたび、
「自分にもできるんじゃないか」「挑戦してみたい」という気持ちが強まりました。
小売業特有の休めない環境
小売業の特性として、GW・お盆・年末年始・週末に休みが取れないことへの不満もありました。
家族や友人と予定を合わせるのが難しく、
「このままこの業界でいいのか?」という疑問を持つきっかけにもなりました。
自分の強みを活かしたい
これまで「人材育成」「作業改善」といった自分の強みを活かしたいと考えており、
以前、水産部門のトレーナーにしてほしいと本部に訴えたこともありました。
しかし、その時返ってきたのは「まずは実績を作れ」という言葉で、
異動はあったものの希望がそのまま叶うことはありませんでした。
一般的には当然の流れかもしれませんが、
この経験が**「自分の強みをダイレクトに活かせる仕事に挑戦したい」**という気持ちをより強くさせました。
転職を考えた理由④「キャリアアップへの期待」
現職にとどまることは「安定」ではありますが、
「成長機会を求めることそのものがキャリアにとって重要だ」と感じるようになりました。
実際、僕は今、中小企業診断士の勉強をしており、
資格取得後は診断士として仕事をしていきたいという目標を明確に持っています。
そのため、転職を考えるようになってからは、
「コンサルティング業界」への関心が高まり、
「人事・総務」といった人材関連業務にも強い興味を持ち始めました。
これらすべては、
「診断士として仕事をするためのキャリアアップ」 という目標に向かうための選択肢です。
異業種・異職種への挑戦を通じて、自分の引き出しを増やし、
将来は診断士として幅広い企業支援ができる人材になりたい、
そう考えるようになりました。
転職を考えた理由⑤「自分は会社のお荷物かもしれない」と思った瞬間
正直に言うと、
もう一つ、心の奥にあった感情があります。
それは
「自分は会社のお荷物なんじゃないか」という思いでした。
会社に対して結果を出せていないことが申し訳なくなってきた
主任という立場になり、給料は決して低くありませんでした。
それなのに、思うような結果を出せない。
売上も、組織改善も、劇的に変えられたわけではない。
「この給料に見合う仕事ができているのか?」
そう自問する日が増えていきました。
自分が若手の成長機会を奪うのではないかと感じた
さらに、もう一つ。
もし自分がこのポジションに居続けることで、
本来もっと早く昇格できる若手の機会を奪っているのだとしたら。
それは会社にとっても、若手にとっても、
決して良いことではないのではないか。
「会社を辞めたい」ではなく、
「このままここに居続けることが正しいのか?」
そんな問いに変わっていきました。
自分の居場所を守るために残るのか。
それとも、組織にとって最善を考えるのか。
この葛藤が、
本格的に転職を考え始めた大きなきっかけでした。
まとめ
待遇に不満がない人でも、
「このままでいいのか」「自分を活かしたい」「成長したい」という理由で
転職を考えることは、決してネガティブなことではありません。
僕の場合は、
「診断士として活躍する未来」を実現するために、
今このタイミングでキャリアを見直すことを決意しました。
同じような悩みを持つ方が、自分の状況を整理する参考になれば嬉しいです。
「このままでいいのか?」と一度立ち止まって考えることが、
未来の自分を助ける第一歩になると思います。

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